抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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代表的な床上げ型データセンターにおける有孔タイル流分布へのコンピュータ室とコンピュータ室空調(CRAC)ユニットモデリングの効果を定量化した。また,CRAC送風機の動作点,全CRAC空気流速とその分布への有孔タイルの多孔性とプレナム(空間)パイプの効果を定量化した。この数値モデリングの実験検証から,タイルを100%開放表面としてモデル化した場合,適正な一致を得るように有孔タイルの圧力損失係数を修正する必要があることを示した。数値モデリングと実験測定に固有の不確実性を考慮することにより,損失係数を修正したモデルの10~13%の平均誤差は適正であるように見えるが,いくつかの場所では~70%の誤差があるため,この相違の理由を明らかにするのにより多くの研究を要することを示した。そのプレナムパイプのモデルを考えることにより,空パイプのモデルと比較して,タイル流速の最大35%の変化で~5%の平均変化を生じた。また,同一列の隣接タイルに対し,有孔タイル近傍の空気流経路内の圧力抵抗はその抵抗自身より重要であるように見えた。コンピュータ室モデリングは,56%開放タイルを用いた施設の場合,134.7%の最大値でタイル流速の12.5%の平均変化を追加したが,25%開放タイルを用いた施設の場合,各々最大11.7%と平均5%に過ぎなかった。CRAC送風機のモデリングにより,56%開放タイルを用いた施設の場合,123.7%の最大値でタイル流速の16.7%の平均変化を追加したが,25%開放タイルを用いた施設の場合,5.5%と平均1.8%に過ぎなかった。25%開放タイルの代わりに56%開放有孔タイルを用いた場合,CRAC送風機の動作点を変えることにより,全空気流速は,5.98kg/s(15°Cで10,342CFM)から6.69kg/s(15°Cで1,571CFM(1分当り立法フィート))に11.9%増した。プレナムパイプを除くことにより,CRAC送風機の動作点を若干変えた結果,全空気流速は5.98kg/s(15°Cで10,342CFM)から6.06kg/s(15°Cで10,478CFM)に増した。また,この場合,相応した有孔タイルで~59%の最大増加と5.6%の最大減小で6%の平均タイル流速変化を生じた。