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J-GLOBAL ID：201002271635046461   整理番号：10A0106877

5′-[4-(アミノイミノメチル)フェニル]-[2,2′-ビフラン]-5-カルボキシイミドアミド(DB832)と多重鎖DNA構造の相互作用の多様な様式

Diverse Modes of 5′-[4-(Aminoiminomethyl)phenyl]-[2,2′-bifuran]-5-carboximidamide (DB832) Interaction with Multi-Stranded DNA Structures

著者 (3件)： KALUZHNY Dmitry N. (Engelhardt Inst. Molecular Biology, RASc, Moscow, RUS) ,  BORISOVA Olga F. (Engelhardt Inst. Molecular Biology, RASc, Moscow, RUS) ,  SHCHYOLKINA Anna K. (Engelhardt Inst. Molecular Biology, RASc, Moscow, RUS)
資料名： Biopolymers  (Biopolymers)
巻： 93  号： 1  ページ： 8-20  発行年： 2010年01月 
JST資料番号： C0766A  ISSN： 0006-3525  CODEN： BIPMAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 多重鎖DNA構造体であるヒトテロメア四本鎖体(hTq),一分子R-三本鎖体(Rt),12T^*(T・A)トリプレットからなるpyr/pur/pyr三本鎖体(TTAt),およびDNA二重螺旋ヘアピン,への標記DB832配位子の結合の様式を調べた。DB832の紫外可視スペクトルを用いて結合を追跡し,会合定数と結合部位数を決定した。さらにCDスペクトルから,結合様式を解析した。DB832の多重鎖DNAに対する結合親和性(~10⁷M^-1)は,二本鎖DNAの場合(~2×10⁵M^-1)よりも大きいこと,Rtへの結合では顕著な安定化効果が観察されることなどが分かった。また,Rtでは溝結合が最大親和性を示すのに対して,TTAtでは末端スタッキング接触点でのインターカレーションが,hTqではキャッピング様式がそれぞれ優位なDB832結合様式であることが分かった。DB832は多重鎖DNAの立体配座の識別と,Rt安定化のために利用できることを示した。

シソーラス用語： *立体配座 ,  *インターカレーション ,  積層構造 ,  分子間相互作用 ,  四重螺旋 ,  ヒト ,  テロメア ,  *DNA【核酸】 ,  二重螺旋 ,  ヘアピン構造 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  会合平衡 ,  結合部位 ,  円偏光二色スペクトル ,  分子認識 ,  三重螺旋
準シソーラス用語： スタッキング ,  *三本鎖DNA ,  *四本鎖DNA

分類 (1件)： 核酸一般  (EB04010U)

物質索引 (1件)： 5′-(4-アミジノフェニル)-2,2′-ビフラン-5-カルボアミジン

タイトルに関連する用語 (5件)： フェニル ,  重鎖 ,  DNA構造 ,  相互作用 ,  様式