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J-GLOBAL ID:201002271651368355   整理番号:10A0127114

アマルーラ蒸留廃液の真菌類による浄化

Fungal remediation of Amarula distillery wastewater
著者 (1件):
資料名:
巻: 26  号:ページ: 133-144  発行年: 2010年01月 
JST資料番号: T0482A  ISSN: 0959-3993  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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アマルーラクリームは,アマルーラ果実を発酵させ蒸留して得られるアルコール性飲料である。今日まで,その生産時に発生する廃液の特性に関する化学的データが存在しない。本廃液は,pH3.8,COD値27g/L,フェノール物質含量866mg/L,懸濁物質含量10.5g/Lなどの特性を有しており,これらの特性は生物処理に悪影響を及ぼしている。ここでは,本廃液の原液に4種の白色腐朽菌類を各々接種し,他の炭素および窒素栄養分を添加せず,pH5の条件下で振とう培養を行った。白色腐朽菌には,Trametes pubescens MB89,Ceriporiopsis subvermispora,Pycnoporus cinnabarinus,Phanerochaete chrysosporiumの4種を用いた。その結果,T.pubescensは廃液のフェノール類,CODおよび色を低減し,本廃液処理に最も有効であった。一方,Py.cinnabarinusは廃液のpH値を最も良く改善した。T.pubescensとC.subvermisporaにおいて,ラッカーゼの生産がみられた。本廃液を100%~10%の様々な濃度に希釈して,T.pubescensによる廃液処理とラッカーゼ生産に最適の濃度を調べた。その結果,いずれのpH4.5の希釈液においても,同様にCOD除去率71~77%,フェノール類除去率87~92%を示した。pH4.5でのフェノール類除去率は,pH5の場合と比べて5%改善され,ラッカーゼ生産性が最も高かった。ラッカーゼ活性は,希釈濃度80%の廃液で最も高くなった。これらの結果から,本廃液は白色腐朽菌を用いることで浄化できることがわかった。
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分類 (2件):
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下水,廃水の生物学的処理  ,  廃水処理 
タイトルに関連する用語 (5件):
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