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J-GLOBAL ID：201002271681863725   整理番号：10A0143514

二ヒ素のカルベン安定化:高配位性から同素性まで

Carbene Stabilization of Diarsenic: From Hypervalency to Allotropy

著者 (7件)： ABRAHAM Mariham Y. (Univ. Georgia, GA, USA) ,  WANG Yuzhong (Univ. Georgia, GA, USA) ,  XIE Yaoming (Univ. Georgia, GA, USA) ,  WEI Pingrong (Univ. Georgia, GA, USA) ,  SCHAEFER Henry F., III (Univ. Georgia, GA, USA) ,  SCHLEYER P. von R. (Univ. Georgia, GA, USA) ,  ROBINSON Gregory H. (Univ. Georgia, GA, USA)
資料名： Chemistry - European Journal  (Chemistry - European Journal)
巻： 16  号： 2  ページ： 432-435  発行年： 2010年 
JST資料番号： W0744A  ISSN： 0947-6539  CODEN： CEUJED  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： まずAsCl₃をカルベン配位子で処理することにより,カルベンに安定化された高配位二ヒ素塩化物[L:AsCl₃](1)(L:=:C{N(2,6-iPr₂C₆H₃)CH}₂がほぼ定量的に得られた。続いて[L:AsCl₃]をカリウム/グラファイトによって還元することにより,N-ヘテロ環カルベンにより安定化された二ヒ素[L:As-As:L](2)を合成した。この分子の結合特性について,密度汎関数理論計算(DFT)を用い調べた。2はAs-As結合に対してトランス-ベント型構造をとる。2のAs-As結合の長さは気体のAs₄とほぼ同一であるが,同素体である[L:P-P:L](5)のP-P結合と比較して長かった。また,2は5と等価構造をとるだけでなく,カルベン-アルシニデン付加体とも類似した構造であることが明らかとなった。

シソーラス用語： *錯体 ,  二核錯体 ,  *塩化ヒ素 ,  元素 ,  原子価 ,  塩化物 ,  *カルベン ,  還元 ,  グラファイト ,  カリウム ,  密度汎関数法 ,  結合次数 ,  指数 ,  分子構造
準シソーラス用語： *ヒ素錯体 ,  超原子価 ,  同素体 ,  分子結合指数

分類 (1件)： 非遷移金属元素の錯体  (CE01030C)

物質索引 (1件)： [2,3-ジヒドロ-1,3-ビス(2,6-ジイソプロピルフェニル)-1H-イミダゾール-2-イリデン]ラジカル

タイトルに関連する用語 (3件)： ヒ素 ,  カルベン ,  安定化