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J-GLOBAL ID：201002271683188944   整理番号：10A0819093

ピーニング レーザピーニングによる金属構造物の寿命延伸

著者 (2件)： 佐野雄二 (東芝 電力・社会システム技術開発セ) ,  向井成彦 (東芝 電力・社会システム技術開発セ)
資料名： レーザ加工学会誌  (Journal of Japan Laser Processing Society)
巻： 17  号： 1/2  ページ： 1-6  発行年： 2010年04月 
JST資料番号： L3905A  ISSN： 1881-6797  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 粒子の代りにレーザを衝撃媒体とするレーザピーニング(LP)技術について解説した。初めに,LPの概要として基礎プロセスおよび特徴について示した。LPは表面に水のような液体の膜が存在する基材にレーザを照射すると,その表面で発生するプラズマが液体による膨張の拘束を受け,GPaオーダーの局部圧力を生み,これが基材に微小塑性変形を与えるものである。この原理を応用するための装置,具体的な効果を確認するための,残留応力の改善,応力腐食割れの抑制および疲れ寿命の延伸についての実験およびそれらの具体的な適用例(BWRシュラウドの応力腐食割れ対策,ヘリコプターメインロータピッチホーンの疲れ寿命延伸等)を示した。

シソーラス用語： *ピーニング ,  残留応力 ,  疲れ強さ ,  応力腐食割れ ,  寿命延長 ,  金属材料
準シソーラス用語： *レーザピーニング

分類 (1件)： 熱的操作によらぬ硬化  (WC04080O)

引用文献 (30件)：

• ショットピーニング技術協会編著: 金属疲労とショットピーニング, 現代工学社 (2004).
• 佐野雄二: 高出力レーザの水中照射による金属材料表面の残留応力改善, レーザ加工学会誌, 9-2,(2002), 163.
• 祖山 均: キャビテーション・ピーニングによる金属材料の表面改質, まてりあ, 45-9,(2006), 657.
• 平野克彦, 榎本邦夫, 林 英策, 黒沢孝一: SUS304鋼の耐食性および疲労強度に及ぼすウォータージェットピーニングの影響, 材料, 45-7,(1996), 740.
• 岩村吉就: 超音波ピーニング法による溶接構造物の延命策と補修, 溶接技術, 57-1,(2009), 118.

タイトルに関連する用語 (4件)： ピーニング ,  レーザピーニング ,  金属構造物 ,  寿命延伸