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J-GLOBAL ID:201002271869763124   整理番号:10A0516344

炎症のグルココルチコイド調節における機構及び耐性

Mechanisms and resistance in glucocorticoid control of inflammation
著者 (1件):
資料名:
巻: 120  号: 2-3  ページ: 76-85  発行年: 2010年05月31日 
JST資料番号: C0595A  ISSN: 0960-0760  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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標題について総説した。グルココルチコイドは多数の慢性炎症及び免疫疾患,例えば喘息などに対して最も有効な抗炎症治療薬であるが,慢性閉塞性肺疾患(COPD)のような他の疾患には相対的に無効である。グルココルチコイドは複数の機構により炎症を抑制する。コアクチベータ分子と配位したグルココルチコイド受容体(GR)の結合により及び活性化された転写複合体へのヒストンデアセチラーゼ2(HDAC2)の動員により活性化された炎症遺伝子のヒストンアセチル化の反転することにより,グルココルチコイドは喘息のような慢性炎症疾患において活性化される多重炎症遺伝子を抑制する。高濃度のグルココルチコイドでは,GRホモ二量体はDNA認識部位と相互作用して抗炎症遺伝子のヒストンアセチル化増加による転写及びグルココルチコイド副作用と関連している複数の遺伝子の転写を活性化している。グルココルチコイド反応性の低下は重症喘息患者及び喫煙する喘息患者だけでなくすべてのCOPD及び嚢胞性線維症患者で見出されている。グルココルチコイド耐性の複数の分子機構が現在確認されている。HDAC2は炎症がグルココルチコイドの抗炎症作用に耐性を持つようになるために酸化/窒素化ストレスの結果としてHDAC2は活性及び発現が著しく低下した。解離したグルココルチコイドは副作用が軽減するよう開発されているが,今までのところ有害作用から抗炎症作用を分離することは困難とされている。グルココルチコイド耐性を有する患者では,代替抗炎症治療だけでなくグルココルチコイド耐性の分子機構を逆転することの可能な薬物についても研究中である。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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副腎ホルモン  ,  免疫反応一般  ,  消炎薬の基礎研究 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
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