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J-GLOBAL ID：201002271883793508   整理番号：10A0322937

窒素圧入によるメタンハイドレート貯留層からの新規ガス回収法に関するシミュレーション研究

Numerical Study on a New Enhanced Gas Recovery Method by Nitrogen Injection from a Methane Hydrate Reservoir

著者 (7件)： 坂本靖英 (産業技術総合研 地圏資源環境研究部門) ,  羽田博憲 (産業技術総合研 メタンハイドレート研究セ) ,  川村太郎 (産業技術総合研 メタンハイドレート研究セ) ,  天満則夫 (産業技術総合研 メタンハイドレート研究セ) ,  青木一男 (産業技術総合研 メタンハイドレート研究セ) ,  駒井武 (産業技術総合研 地圏資源環境研究部門) ,  山口勉 (東邦大 理)
資料名： Journal of MMIJ  (Journal of MMIJ)
巻： 126  号： 4/5  ページ： 138-147  発行年： 2010年03月25日 
JST資料番号： F0463A  ISSN： 1881-6118  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 従来のメタンハイドレート(MH)回収法の問題点を解決するために開発された窒素圧入法について,窒素圧入によるMHの分解プロセスに関する数値モデルの構築を行った。室内分解実験のヒストリーマッチングを通じてモデルの妥当性を検証するとともに,フィールドスケールのシミュレーションを実施した。窒素圧入法は,MHの分解性が高く圧密等の生産障害を回避できるが,MHが再生成するなどの問題点があるため,減圧法も併用して生産を行う。この減圧法との併用による本プロセスの有効性についても検討した。その結果,以下の知見を得た。1)構築した数値モデルは,窒素圧入に伴うMHの分解や流動等の一連の貯留層内現象を再現でき,ガスの産出挙動や熱伝導による分解促進などの新たな現象を明らかにした。2)本手法と減圧法を組み合わせることにより生産井方向の圧力勾配が増大して生産性が改善されるが,とりわけ坑井間距離が長い場合に有効であった。

シソーラス用語： *ガスハイドレート ,  *ガス回収 ,  窒素 ,  操作 ,  減圧 ,  *シミュレーションモデル ,  ガス層 ,  間隔 ,  圧入井 ,  近似法 ,  天然ガス ,  *メタンハイドレート
準シソーラス用語： ガス貯留層 ,  ヒストリーマッチング ,  圧入 ,  坑井間隔 ,  窒素圧入

分類 (2件)： エネルギー資源及び開発  (LB01000V) ,  採収法  (UA10040R)

引用文献 (20件)：

• 1) Y. Okuda: Petrotech, 16 (1993) , 300-305.
• 2) M. Sato et al.: J. Jpn. Inst. Energy, 80 (2001) , 973-995.
• 3) M. Sato: J. Jpn. Inst. Energy, 80 (2001) , 1064-1074.
• 4) Ministry of Economy, Trade and Industry: http://www.meti.go.jp/topic/data/e20205aj.html
• 5) MH21 Research Consortium: http://www.mh21japan.gr.jp/japanese/index.html

タイトルに関連する用語 (7件)： 窒素 ,  圧入 ,  メタンハイドレート ,  貯留層 ,  ガス回収 ,  シミュレーション ,  研究