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J-GLOBAL ID：201002271929782905   整理番号：10A1456185

非イオンと混合ミセル溶液中置換ベンゾイルクロリドの加溶媒分解

Solvolysis of Substituted Benzoyl Chlorides in Nonionic and Mixed Micellar Solutions

著者 (4件)： CAMPOS-REY P. (Univ. Vigo, Vigo, ESP) ,  CABALEIRO-LAGO C. (Univ. Vigo, Vigo, ESP) ,  CABALEIRO-LAGO C. (Lund Univ., Lund, SWE) ,  HERVES P. (Univ. Vigo, Vigo, ESP)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 114  号： 44  ページ： 14004-14011  発行年： 2010年11月11日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 置換ベンゾイルクロリドの加溶媒分解は置換基の電子効果と媒質効果両者に感受性がある。非イオンミセルの存在で置換ベンゾイルクロリドの加溶媒分解反応を調べた。置換ベンゾイルクロリドXBzはX=4-CH₃,3-Cl,3-CF₃,4-CF₃,3-NO₃及び4-NO₃,非イオンミセルはBrij35である。反応は反応機構,解離機構または会合機構それぞれに依存して阻害または触媒反応される。観測したミセル効果は界面の低含水量と低極性と同様に界面水の求核的特性に関係付けることができた。更に,ミセル表面電荷が高い会合特性を有する加溶媒分解機構に及ぼす効果を系統的に調べた。異なるイオン含有量を有する非イオンと陽イオン界面活性剤または陰イオン界面活性剤からなる混合ミセル溶液を調製し,電荷と極性の面で特性化した。ミセルの正味電荷とミセル界面での速度定数の相関を観測した。結果はこの機構の過渡状態が正荷電環境で高度に安定化され,一方,アニオンミセルが与える負の表面は加溶媒分解を大きく阻害することを示唆した。

シソーラス用語： *芳香族カルボン酸 ,  酸塩化物 ,  *非イオン界面活性剤 ,  *混合ミセル ,  アンモニウム化合物 ,  *陽イオン界面活性剤 ,  陰イオン界面活性剤 ,  *加溶媒分解 ,  ミセル効果 ,  反応機構 ,  解離平衡 ,  会合平衡 ,  置換基効果 ,  電子効果 ,  溶媒効果 ,  触媒反応 ,  含水量 ,  極性 ,  反応性 ,  表面電荷 ,  過渡現象 ,  界面張力 ,  ζ電位 ,  蛍光測定 ,  臨界ミセル濃度 ,  Hammett則 ,  脂肪族アミン ,  第四アンモニウム ,  芳香族縮合炭化水素
準シソーラス用語： Brij35 ,  トリメチルアンモニウム化合物 ,  過渡状態 ,  求核性 ,  阻害作用 ,  速度定数 ,  速度論パラメータ ,  表面張力

分類 (2件)： ミセル  (CB11020N) ,  加溶媒分解  (CF02040X)

物質索引 (9件)： 3-クロロベンゾイルクロリド ,  3-ニトロベンゾイルクロリド ,  4-ニトロベンゾイルクロリド ,  4-メチルベンゾイルクロリド ,  CTAC ,  テトラデシル硫酸ナトリウム ,  ピレン ,  3-(トリフルオロメチル)ベンゾイルクロリド ,  4-(トリフルオロメチル)ベンゾイルクロリド

タイトルに関連する用語 (6件)： イオン ,  混合ミセル ,  溶液 ,  置換 ,  ベンゾイルクロリド ,  加溶媒分解