抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本の風力発電機の故障・事故については,NEDOにより大規模なアンケート調査が行われている。落雷による被害の回数が最も多く,最上部に位置するブレードが直撃のターゲットとなり易い。現在,ブレードの耐雷対策としてレセプター付きブレードが多く用いられているがまだ完全なものではなく事故も発生している。本稿では,風力発電設備の事故実態について概観した後,ブレードの新しい耐雷対策として,ブレード内から金属類を除去し,乾燥空気を充填する方法を提案した。ロケット誘雷実験で本物の雷を利用した大電荷試験を行いその有効性を実証した。