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J-GLOBAL ID:201002271960322971   整理番号:10A1072318

隣接個体の剪葉は種間競争を介して草地のCirsium arvense(キク科:アザミ属)を調節する

Neighbor defoliation regulates Canada thistle (Cirsium arvense) in pasture by mediating interspecific competition
著者 (3件):
資料名:
巻: 29  号: 12  ページ: 1489-1495  発行年: 2010年12月 
JST資料番号: H0443A  ISSN: 0261-2194  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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草地の植物体に対する様々な強度と頻度の選択的剪葉が,雑草-牧草動態の変化に及ぼす効果はほとんど知られていない。そこで,少施及び多施条件下で2年間の圃場試験を実施し,隣接する牧草に様々な剪葉処理を行ったときのCirsium arvense(アザミ属)の応答を定量した。剪葉処理は通常の放牧法に基づき,(1)連続放牧を模擬する高強度高頻度剪葉,(2)高強度低頻度,(3)低強度高頻度,(4)生長が最も盛んな晩夏まで剪葉を延期,を含めた。生長期にC.arvenseを除く全植生を剪葉し,隣接する牧草量の変化に対する雑草の応答を調べた。試験終了時の年末におけるC.arvenseの生物量は,高強度高頻度処理では最も多く,剪葉延期では最も少なく,低強度高頻度と高強度低頻度では応答が中間であった。また,高強度低頻度処理では,低強度高頻度処理に比べて,C.arvenseの生物量を少なく抑えることができたが,この応答は場所によって一貫していなかった。剪葉処理間におけるC.arvenseの地上部密度の傾向は,生物量のそれらと同様であった。雑草量は,無施肥では少なかったが,剪葉処理間の順序は同じであった。特に,剪葉処理間の雑草生物量の傾向は,C.arvenseのそれとは反対のパターンに従い,観察された雑草の減少と関係していた。これらの結果によると,剪葉処理は,牧草の生長と生物量を増加させ,特に剪葉延期又は高強度低頻度処理では,C.arvenseを最も減少させることが示された。したがって,これらの剪葉処理を用いた放牧法では,種間競争によるC.arvenseの抑制を最高に活用できる可能性がある。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
雑草による植物被害  ,  栽培的防除  ,  植物生態学 

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