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J-GLOBAL ID：201002272120849363   整理番号：10A0815188

タイミングとコーディネーションとリズム DNA複製フォークでのアクロバット

Timing, Coordination, and Rhythm: Acrobatics at the DNA Replication Fork

著者 (2件)： HAMDAN Samir M. (Harvard Medical School, Massachusetts) ,  VAN OIJEN Antoine M. (Harvard Medical School, Massachusetts)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 285  号： 25  ページ： 18979-18983  発行年： 2010年06月18日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： DNA二本鎖が逆平行であるので,原核生物の系ではラギング鎖DNAポリメラーゼを再適合させてリーディング鎖重合酵素と並列して進むように複製点のラギング鎖でループを形成する。この複製ループは岡崎フラグメント合成の各サイクルに伴って成長と縮小を繰り返す。岡崎フラグメント合成とループ形成のタイミングは,複製フォークにおける酵素活性の微妙な相互作用により測定される。この過程は単分子技術により直接に観察できる。本総説では,DNA複製をこの方法で観察した最近の成果を概説し,現在のモデルを示し,考察する。DNAの両端にビーズを結合し,層流の中でDNAを伸ばすことでループ形成・解消に伴う両端間の距離の規則的変化をモニターした。この解析により,ループの解消のきっかけは,プライマー合成と,先行して合成された岡崎フラグメントへのDNAポリメラーゼの衝突の両方であるとされる。この機構により岡崎フラグメントは正確な長さで合成される。

シソーラス用語： *DNA複製 ,  *DNAポリメラーゼ ,  一本鎖DNA ,  ループ構造 ,  原核生物 ,  DNA【核酸】 ,  標識法 ,  T7ファージ ,  電子顕微鏡観察 ,  蛍光顕微鏡
準シソーラス用語： ラギング鎖 ,  リーディング鎖 ,  複製フォーク ,  Okazakiフラグメント ,  λファージDNA

分類 (2件)： 遺伝子の複製  (EC02030F) ,  生体の顕微鏡観察法  (EA03050C)

タイトルに関連する用語 (2件)： コーディネーション ,  リズム