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J-GLOBAL ID：201002272121959928   整理番号：10A0169847

高温高圧O₂-CO₂下におけるNaCl水溶液中のFe-Znガルバニ腐食

Galvanic Corrosion of a Fe-Zn Couple in a NaCl Solution under High Pressure O₂-CO₂ Mixtures and a High Temperature

著者 (3件)： 中川時子 (秋田大学工学資源学部材料工学科) ,  鷲見亮介 (秋田大学工学資源学部材料工学科) ,  金児紘征 (秋田大学工学資源学部材料工学科)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 74  号： 2  ページ： 77-84 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 開放大気下では必ず含まれるCO₂に注目し,高温高圧NaCl水溶液のガルバニ腐食に及ぼすCO₂の影響を調べた。具体的にはFe-Znガルバニ腐食挙動が純O₂環境と比べたO₂とCO₂の混合比による変化,腐食生成物の形態,腐食生成物の組成の変化,反応機構の変化を考察した。高温高圧O₂-CO₂下におけるNaCl水溶液中でFe-Znガルバニ腐食試験を行った。高温高圧下ガルバニ腐食試験において,100%CO₂と20%CO₂の時鉄は防食されるが,CO₂量が減少した10%CO₂の時,100%O₂と同様に電流・電位に急激な変化が見られ,電流では極性の反転が起こり鉄が防食されなくなった。100%CO₂の時亜鉛の腐食電流は小さくなるが,亜鉛の電位は卑のまま保たれるので,ガルバニ対の状態では鉄の電位をカソード分極するため鉄を防食した。

シソーラス用語： 塩化ナトリウム ,  水溶液 ,  *電池作用腐食 ,  高温 ,  高圧 ,  酸素 ,  二酸化炭素 ,  鉄 ,  亜鉛 ,  腐食電流 ,  陽分極 ,  防食 ,  腐食生成物 ,  腐食電位 ,  浸漬試験 ,  反応機構 ,  陰極分極 ,  *腐食
準シソーラス用語： 陰分極 ,  *ガルバニ腐食 ,  犠牲陽極

分類 (1件)： 腐食  (WB03030B)

引用文献 (23件)：

• 1) X. G. Zhang: Corrosion and Electrochemistry of Zinc, (Plenum Press New York, 1996).
• 2) X. G. Zhang: J. Electrochem. Soc. 143(1996) 1472-1484.
• 3) E. Tada, K. Sugawara and H. Kaneko: Electrochim. Acta 49(2004) 1019-1026.
• 4) E. Tada, S. Satoh and H. Kaneko: Electrochim. Acta 49(2004) 2279-2285.
• 5) A. M. Simões, A. C. Bastos, M. G. Ferreira, Y. González-García, S. González and R. M. Souto: Corros. Sci. 49(2007) 726-739.

タイトルに関連する用語 (8件)： 高温高圧 ,  O2 ,  CO2 ,  NaCl ,  水溶液 ,  Fe ,  Zn ,  ガルバニ腐食