抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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現在,海洋の鉄肥沃化は,海洋のCO
2吸収の増進により,気候変動を緩和する有望な手段として議論されている。緩和の可能性は,まだ上手く調査してなく,鉄肥沃化活動を通して発生した炭素オフセットは,規制された炭素市場で現在,取引されていない。それでも,海洋の鉄肥沃化の商業利益は既に存在し,そのための可能な規制の枠組みを調査する必要性を強調している。この目的のために,海洋の鉄肥沃化の重要な基本的局面,即ち,科学的背景,量的な可能性,副作用,およびコストについて,最初に検討される。第2段階では,法的な位置づけや開かれたアクセス問題の様な,海洋の鉄肥沃化に繋がった規制面が調査される。さらに,京都クリーン開発メカニズム(CDM)の枠組み内での造林と再植林活動のための規則が,海洋の鉄肥沃化に,どのように適用可能なのかを,分析する。主な調査結果は,海洋鉄肥沃化の量的な可能性が限定され,コストが初めに望まれたものより高く,潜在的に不利な副作用が厳しいということである。そのうえ,海洋の鉄肥沃化の法的位置づけは,現在良く定義されておらず,開かれたアクセスは非能率を引き起こしかねず,CDM規則は,容易に海洋の鉄肥沃化に適用できない。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.