抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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量子雑音を抑制したスクィズド状態に対し,低いレートで連続変調を施すと,コヒーレント状態よりも優れていることが報告されている。しかし連続変調に対し有効な受信機は発見されていないため,離散変調を用いた場合を考える必要がある。本稿は,離散変調の一つであり,直交振幅成分の量子雑音を抑制するスクィズド状態の特長を生かせる3ASK変調の場合を考察した。スクィズド状態とコヒーレント状態に対し,符号長無限大の場合の通信路容量と,ホモダイン受信機を用いた場合の通信路容量を比較した。その結果,離散変調に対しては,スクィジングは通信路容量という最高レートでも有効であることを明らかにした。