文献
J-GLOBAL ID:201002272167278402   整理番号:10A0450982

NWペロポネソス粘土堆積物製のセラミックスへの焼成温度と雰囲気による影響 第2部 熱変成鉱物の化学と古代セラミックスとの比較

Effect of firing temperature and atmosphere on ceramics made of NW Peloponnese clay sediments: Part II. Chemistry of pyrometamorphic minerals and comparison with ancient ceramics
著者 (3件):
資料名:
巻: 30  号:ページ: 1853-1866  発行年: 2010年07月 
JST資料番号: E0801B  ISSN: 0955-2219  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
NWペロポネソスのCa-,Fe-過剰Plio-Pleistocene堆積物の主な熱変成相の化学組成への焼成条件による影響を調べた。これらの堆積物は長期間セラミック工芸品製造に使用され,まだ地元の重粘土産業で使用されている。焼成条件は酸化(CO/CO2:0.2~4.4%)又は還元(CO/CO2:11.2~23.0%),温度範囲は850~1050°C。850°Cでは,いずれの雰囲気でもファサ石とゲーレナイトが主な新しい鉱物で,アノーサイトとワラストナイトも少量生成した。950°C以上までは,酸化と還元状態での鉱物の化学には顕著な違いは認められなかった。Fe3+はファサ石,ゲーレナイト,アノーサイトの構造に捕捉されて還元雰囲気でも存在した。1050°C,還元雰囲気ではフェリゲーレナイト成分(Ca2Fe3+2SiO7)がゲーレナイト構造からなくなるが,より多くのヘデンベルグ輝石成分(CaFe2+Si2O6)がファサ石に取り込まれた。Fe3+はファサ石とアノーサイト構造にだけ認められた。第1部と第2部の結果について,分析情報を用いてセラミック素地の焼成条件を決定するリバースエンジニアリングテーブルのフォームで要約した。古代陶器片と試験室条件で製造したものとを比較する3つの事例を示し,本アプローチの有効性を示した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
せっ器・陶器・土器の性質 

前のページに戻る