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J-GLOBAL ID：201002272287274150   整理番号：10A0488002

帯電人体のもつ金属棒の接近で生ずる絶縁破壊電界の推定と検証

Estimation and Validation of Breakdown Field due to Approach of Hand-Held Metal Piece from Charged Human-Body

著者 (2件)： 高義礼 (名古屋工業大学大学院情報工学専攻) ,  藤原修 (名古屋工業大学大学院情報工学専攻)
資料名： 電気学会論文誌 A  (IEEJ Transactions on Fundamentals and Materials)
巻： 130  号： 5  ページ： 428-432 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： S0808A  ISSN： 0385-4205  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 帯電した人体からの放電電流の発生機構を解明するため,手中の金属棒を通しての放電電流をディジタルオシロスコープで測定し,その波形から等価回路モデルにより放電電圧波形を計算したが,この計算モデルからFourier逆変換とたたみ込み積分の数値計算法で放電電圧波形を計算・比較し両手法の数値計算誤差を考察した。つぎに帯電人体からの金属棒を介した放電電流を全論文よりも広帯域の12Ghzディジタルオシロスコープで測定し,同波形に基づく放電電圧の計算波形から火花抵抗を求め,これから火花長を決定して絶縁破壊電圧を推定した。その結果,数学的には等価な計算式であっても,両手法による数値計算結果は異なるが,放電直後はおおむね一致し,計算波形から火花に続きアークまたは異常グローの別放電が発生していることを確認した。

シソーラス用語： *放電 ,  金属棒 ,  携帯型 ,  電流測定 ,  数値計算
準シソーラス用語： 携帯用 ,  人体 ,  *静電気放電 ,  *絶縁破壊電圧 ,  電圧波形 ,  放電電圧 ,  *放電電流

分類 (2件)： 静電気学,静磁気学  (BD01010C) ,  放電一般  (BJ03010I)

引用文献 (12件)：

• (1) For example, T. Ficker : “Charging by walking”, J. Phys. D: Appl. Phys., Vol. 39, pp. 410-417 (2006)
• (2) S. Taira and O. Fujiwara : “FDTD Simulation of Electromagnetic Fields due to Spark between Charged Metal Bars with Ferrite Core Attachment”, Proc. International Symposium on EMC, EMC'04/Sendai, Vol. 1, pp. 433-436 (2004)
• (3) IEC (International Electrotechnical Commision) : “IEC 61000: Electromagnetic Compatibility (EMC)-Part 4 : Testing and measurement techniques Section 2: Electrostatic discharge immunity test”, Edition 1.2 (2001-4)
• (4) I. Mori, Y. Taka, and O. Fujiwara : “Wideband Measurement of Discharge Current Caused by Air Discharge through Hand-Held Metal Piece from Charged Human-Body”, IEEJ Trans. FM, Vol. 126, No. 9, pp. 902-908 (2006-9) (in Japanese)
• 森 育子・高 義礼・藤原 修:「帯電人体からの金属棒を介した気中放電による放電電流の広帯域測定」,電学論A, 126, 9, pp. 902-908 (2006-9)

タイトルに関連する用語 (8件)： 帯電 ,  人体 ,  金属棒 ,  接近 ,  絶縁破壊 ,  電界 ,  推定 ,  検証