文献

J-GLOBAL ID：201002272320641430   整理番号：10A0533584

インクリメンタルフォーミングにより予備成形した素板の超塑性成形

Superplastic Forming of a Sheet Preformedby Incremental Forming

著者 (3件)： 鈴木信行 (日本飛行機(株) 航空宇宙機器事業部 製造部 生産技術課) ,  高科建太郎 (日本飛行機(株) 航空整備事業部 品質保証部 品質保証課) ,  地西徹 (日本飛行機(株) 航空宇宙機器事業部 製造部 生産技術課)
資料名： 塑性と加工  (Journal of the Japan Society for Technology of Plasticity)
巻： 51  号： 592  ページ： 445-449 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： G0076A  ISSN： 0038-1586  CODEN： SOKAB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： インクリメンタルフォーミングと超塑性成形を組合わせた新しい加工プロセスを提案した。アルミニウム合金板の四角錐台の成形実験を通してその成立と成形品の板厚分布の調整に関する有効性を評価し,以下の知見を得た。1)インクリメンタルフォーミングを予備成形,超塑性成形を仕上げ成形とする加工プロセスは,複雑で厳しい造形を容易にすると共に,所定の板厚配置を求められる多品種少量生産品に対して有用な製造手段をなりえる。2)インクリメンタルフォーミング後に超塑性成形を行うことで,スプリングバックによる歪みが矯正され,高い形状精度を得ることが容易に可能となる。3)本加工法は,予備成形による変形量の獲得により相対的に超塑性変形量を軽減できるため,キャビティ生成の抑制手法として利用できる可能性がある。4)冷間加工を受けた領域は,加工度に応じて超塑性成形時に結晶粒の成長が起こり,超塑性変形能を失う。

シソーラス用語： *特殊成形 ,  *成形 ,  *塑性加工 ,  プリフォーム ,  アルミニウム合金 ,  スプリングバック ,  *インクリメンタルフォーミング ,  *超塑性加工 ,  欠陥 ,  加工欠陥
準シソーラス用語： *超塑性成形 ,  予備成形品

分類 (1件)： 塑性加工一般  (WC04010P)

引用文献 (14件)：

• 鈴木信行. 塑性と加工. 2005, 46, 537, 944-948
• 松原茂夫. 塑性と加工. 1994, 35, 406, 1311-1316
• 松原茂夫. 塑性と加工. 2001, 42, 489, 991-995
• 井関日出男. 塑性と加工. 2001, 42, 489, 996-1000
• 北澤君義. 塑性と加工. 2001, 42, 489, 1001-1007

タイトルに関連する用語 (4件)： インクリメンタルフォーミング ,  予備成形 ,  素板 ,  塑性成形