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J-GLOBAL ID：201002272386960596   整理番号：10A0255778

生物機能を活用した環境負荷低減技術の開発 第2編 施設野菜における生物機能を活用した環境負荷低減技術の開発 第1章 施設トマト等における生物機能を活用した病害防除技術の開発 4 抵抗性誘導物質を利用したトマト病害防除技術の開発(1)複合抵抗性誘導機構を活用したキュウリうどんこ病等制御技術の開発

著者 (5件)： 石井英夫 (農業環境技術研) ,  DEEPAK S. A. (農業環境技術研) ,  RAKWAL R. (農業環境技術研) ,  LIN T.-C. (農業環境技術研) ,  西村久美子 (農業環境技術研)
資料名： 農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果  (農林水産技術会議事務局研究成果)
号： 479  ページ： 169-173  発行年： 2010年02月25日 
JST資料番号： S0070A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 生物機能を活用した環境負荷低減技術の開発の一環として,複合抵抗性誘導機構を活用したキュウリうどんこ病等制御技術の開発を行った。施設栽培条件下で,全身抵抗性誘導化合物アシベンゾラルSメチル(ASM)がキュウリうどんこ病,べと病に高い防除効果があることを確認した。ASMの持続的効果により,キュウリ栽培における薬剤散布回数の削減が可能であった。ASMの体系防除への利用は,薬剤耐性菌回避対策としても有効と考えられた。うどんこ病やべと病などに発病抑制効果や抗菌性を示す植物抽出物を見いだした。

シソーラス用語： *うどんこ病 ,  病害防除 ,  技術開発 ,  *トマト ,  持続可能な農業 ,  減少 ,  負荷 ,  *キュウリ ,  耐病性 ,  誘導 ,  作用機序 ,  べと病
準シソーラス用語： 環境負荷低減 ,  複合抵抗性 ,  誘導機構

分類 (2件)： 野菜  (FC03043X) ,  菌類による植物病害  (FC04052Y)

物質索引 (1件)： アシベンゾラルSメチル

引用文献 (7件)：

• 石井英夫 (2005). 病害抵抗性誘導の実用化技術の開発に向けて. 農業技術60: 145-149.
• T.-C. Lin and H. Ishii. Accumulation of H²O² in xylem fluids of cucumber stems during ASM-induced systemic acquired resistance involves increased LOX activity and transient accumulation of caffeic and shikimic acids. Eur. J. Plant Pathol. Submitted.
• S. A. Deepak et al.(2006). Acibenzolar-S-methyl primes cell wall strengthening genes and reactive oxygen species forming/scavenging enzymes in cucumber after fungal pathogen attack. Physiol. Mol. Plant Pathol. 69: 52-61.
• K. Cho et al.(2006). Protein extraction/solubilization protocol for monocot and dicot plant gel-based proteomics. J. Plant Biol. 49: 413-420.
• S. A. Deepak et al.(2008). Proteomics approach for investigating the disease resistance using cucumber as model plant. Amer. J. Biochem. Biotech. 4: 231-238.

タイトルに関連する用語 (12件)： 生物 ,  活用 ,  環境負荷低減技術 ,  開発 ,  施設 ,  野菜 ,  トマト ,  病害防除 ,  抵抗性誘導 ,  物質 ,  キュウリ ,  うどんこ病