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J-GLOBAL ID：201002272442491812   整理番号：10A0334866

酸素マイクロバブルを用いた貯水池深層曝気実験における水質改善効果の検討

Experiments on Effects of Water Quality Improvement Using Oxygenic Micro Bubbles Aeration to Deep Layer in a Reservoir

著者 (4件)： 南川久人 (滋賀県大 工) ,  道奥康治 (神戸大 大学院工学研究科) ,  山田哲史 (マツイ機器工業) ,  安田孝宏 (滋賀県大 工)
資料名： 実験力学  (JSEM)
巻： 10  号： 1  ページ： 39-44  発行年： 2010年03月25日 
JST資料番号： L4590A  ISSN： 1346-4930  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 酸素のマイクロバブルを用いた2種類の深層曝気システムを用いて,ダム貯水池底層の貧酸素状態改善のための実験を行った。実験1システムでは,ダム貯水池堰堤そばの平均水深17.2mのところでマイクロバブル含有水を放出した。実験2システムでは,水底部で取水した水を水面近くまでパイプで送りマイクロバブル発生装置により酸素ガスを取り込み,実験1と同じ水深まで戻して放出した。水流量,酸素ガス流量は一部を除いて同じとし,約半年の間に計6回(実験1,実験2をそれぞれ3回ずつ)の実験を行った。溶存酸素濃度,溶存酸素飽和濃度,電気伝導率,酸化還元電位,濁度を測定した。深層曝気システムの評価と,酸素供給効果の及ぶ深度範囲について解析した。マイクロバブル含有水曝気は低層部分を中心に溶存酸素濃度を改善すること,実験2システムが実験1より水質改善効果が高いことを示した。

シソーラス用語： 気泡 ,  *エアレーション装置 ,  浄水 ,  *貯水池 ,  溶存酸素 ,  濃度 ,  実験 ,  酸素エアレーション ,  飽和度 ,  電気伝導率 ,  酸化還元電位 ,  混濁度 ,  好気性処理 ,  生物学的水処理 ,  *マイクロバブル ,  ダム貯水池 ,  深層曝気法
準シソーラス用語： 酸素供給 ,  水質浄化 ,  濁度

分類 (1件)： 湖沼汚濁  (SB02030Q)

引用文献 (4件)：

• 1)Michioku, K.: Effect of Oxygenation-Reduction Condition in Reservoir Hypolimnion on Hydraulically and Biochemically Produced Thermosolutal Processes (in Japanese), Japanese J. Multiphase Flow, 22-3 (2008), 249-256.
• 2)Michioku, K., et al.: Correlation between Hypolimnic Water Quality and Operation Manner of Aeration System (in Japanese), Annual J. Hydraulic Engineering, JSCE, 46 (2002), 1091-1096.
• 3)Yamada, S., Amano, T. and Minagawa, H.:A Study for Distribution of Microbubbles and Effects of Oxygen Supplying into Water (in Japanese), Trans. JSME, Ser. B, 71-705(2005), 1301-1306.
• 4)Yamada, S. and Minagawa, H.: Study for Oxygen Supplying to Deep Part with Microbubbles and Construction of a Model to Estimate its Efficiency (in Japanese), Japanese J. Multiphase Flow, 19-4 (2005), 344-351.

タイトルに関連する用語 (8件)： 酸素 ,  マイクロバブル ,  貯水池 ,  深層 ,  曝気 ,  実験 ,  水質 ,  改善効果