抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年の養豚農家における人工授精実施率は,平成13年22%だったものが平成20年度は40.2%まで上昇している。特に子取り用雌豚頭数規模別の人工授精実施状況を見てみると,1000頭以上の大規模経営農場では約95%が人工授精を取り入れており,普及率は極めて高い。一方で,飼料価格の高騰により,養豚経営が圧迫されている。このような状況を打破する手段の1つに種雄豚の導入による手間や飼育管理費を抑えるために,人工授精の導入が有効とされている。そこで,本稿では,様々な豚の人工授精用カテーテルおよび著者らが開発した豚用子宮深部注入カテーテルを用いた人工授精について紹介した。本カテーテルで子宮深部人工授精を行うと,雄豚1頭の精液で60頭の雌に人工授精が可能で,通常の頚管内授精法に比較し,費用は6割程度削減できる。