抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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創立60周年記念号「最近の技術の進歩」トピックス。原子・分子・クラスタなどの微小要素の自己集積化現象を利用する薄膜形成は,ボトムアップ表面ナノテクノロジーと言える。その一つに有機分子の自己集合性を利用する単層膜/多層膜形成がある。単分子膜が形成する場合,自己集積化単分子膜(SAM)と呼ばれる。有機分子が固体表面に特異な吸着現象を示すことは古くから知られていたが,近年,場合によっては吸着の過程で吸着分子同士の相互作用によって自発的に集合体を形成し,吸着分子が緻密に配列した分子膜が形成することが明らかになった。SAMの形成手法および成長過程を概説した。自己集積化による単層膜成長プロセスを繰返すと多層膜を形成できる。SAM形成は単分子膜が完成した時点で自動的に止まる自己停止型プロセスである。