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J-GLOBAL ID：201002272779661370   整理番号：10A0252667

電解発生-臭素付加法によるニッケルめっき液中2-ブチン-1,4-ジオールの定量分析

Determination of 2-Butyne-1,4-diol in Nickel-plating Solution by Electrolytically-generated Bromine Addition Method

著者 (3件)： 中山茂吉 (住友電気工業 解析技術研究セ) ,  細江晃久 (住友電気工業 エレクトロニクス・材料研) ,  稲澤信二 (住友電気工業 エレクトロニクス・材料研)
資料名： 表面技術  (Journal of the Surface Finishing Society of Japan)
巻： 61  号： 3  ページ： 279-284  発行年： 2010年03月01日 
JST資料番号： G0441B  ISSN： 0915-1869  CODEN： HYGIEX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Niめっき液中の光沢剤である2-ブチン-1,4-ジオール(濃度範囲10~100g・m^-3)を定量するために電気化学的に発生させた臭素を添加する方法について調べた。この方法では各分析の前にKBr溶液から臭素を電解により発生させる。2-ブチン-1,4-ジオールへの臭素の付加反応は反応時間30minで完了する。この分析法により約5g・m^-3の定量限界が得られた。この方法での2-ブチン-1,4-ジオールの定量は光沢剤として用いられるアリルスルホン酸の干渉を受ける。アリルスルホン酸は臭素と定量的に非常に急速に反応するため,反応速度の差を利用することにより2-ブチン-1,4-ジオールおよびアリルスルホン酸の同時定量が可能である。

シソーラス用語： ニッケルめっき ,  *めっき液 ,  *光沢剤 ,  スルホン酸 ,  芳香族化合物 ,  *臭素 ,  付加反応 ,  臭化カリウム ,  *ガス発生機 ,  *定量分析 ,  電解法 ,  定量限界 ,  妨害成分 ,  反応速度 ,  同時定量
準シソーラス用語： アリールスルホン酸

分類 (2件)： 有機化合物の化学分析  (CC07034C) ,  電気めっき  (WC08023B)

物質索引 (1件)： 2-ブチン-1,4-ジオール

引用文献 (13件)：

• 1) 表面技術協会;金属表面技術便覧,p.275 (日刊工業新聞社,1987).
• 2) K. Kishimoto, S. Yoshioka, K. Kobayakawa and Y. Satou ; J. Surf. Finish. Soc. Jpn., 54, 710 (2003).
• 3) S. Armyanov and G. Sotirova-Chakarova ; J. Electrochem. Soc., 139, 3454 (1992).
• 4) A. Bodnevas and J. Zahavi ; Plat. and Surf. Fin., 81, 75 (Dec., 1994).
• 5) T. Doi, K. Mizumoto, S. Tanaka, T. Tanaki and T. Yamashita ; J. Surf. Finish. Soc. Jpn., 55, 153 (2004).

タイトルに関連する用語 (7件)： 電解 ,  臭素 ,  ニッケルめっき ,  液中 ,  2-ブチン ,  ジオール ,  定量分析