抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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この文献は燃料電池用途のためのプロトン交換膜(PEMs)の開発への量子ビームベース技術の多様な適用を記述する。γ線または電子ビーム誘起放射線グラフトはPEMsを調製する方法を提供する。典型的にはベースポリマへのスチレンまたはスチレン誘導モノマのラジカル開始重合にスルホン化工程が続く。以前に新しいPEMsがベースポリマとして放射線架橋ふっ素ポリマを用いて得られた。興味あることに,この放射線架橋プロセスとよく知られた化学架橋の組合せはマルチ架橋PEMsを得ることを可能にした。そこにおいて,主鎖とグラフト鎖は大きな耐久性につながる共有結合的に架橋した構造を有する。MeVまたはより大きなエネルギーに加速された重いイオンの衝突は,ポリマ中に励起しイオン化した分子の連続的な尾をつくり,それは潜在的トラックとして知られる。このイオントラック技術を用いる手法は,10~100nmの直径を有するそれぞれのトラックの化学エッチングと/または改質に基づく。結果のナノ構造PEMはその厚み方向に平行な完全な一次元プロトン伝導パスを有することが分かり,一方,他の既存のPEMsはほとんど三次元ランダム媒質においてプロトン移動を示した。nmからμm範囲のPEMsの階層構造は冷却または熱中性子ビームを用いる小角中性子散乱実験で示された。そのような幅広いスケールの情報は分子レベルから巨視的なレベル内部の動的特性の深い考察につながった。それは調製処置の再考と最適化に対するフィードバックを与えることができる。著者の研究において,上記に述べられたようにすべての量子ビームは異なることを理解することは重要であり,それによって正しいビーム選択ができる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.