抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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三菱電機は,(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ(以下(株)NTTドコモ)が2010年4月にサービスを開始した,衛星電話サービス“ワイドスターII(引用文献:山本員市,ほか:ワイドスターII衛星移動通信システム・サービスの概要,NTT DOCOMOテクニカル・ジャーナル,18,No.2,37~42(2010))”のシステムを構成する衛星移動局装置と衛星基地局装置を開発した。装置の特長としては,低C/N下で高速の伝送路変動に追随可能で良好な受信特性を持つPSP-AVDD(Per-Survivor Processing Adaptive Viterbi Decoding and Demodulation)方式とSSP-MOLFE(Scattered Successive Pilot-Multiple Open-Loop Frequency Estimation)方式を採用し実現した。また,IP-NW(IP Network)のIMS(IP Multimedia Subsystem)基盤に接続し,呼接続時間短縮を実現する独自プロトコルを実装し,SIP(Session Initiation Protocol:RFC3261)を用いた呼接続を実現した。さらに,衛星基地局装置は,デジタル・マルチレートフィルタの採用によって,音声やパケットの様々な帯域を集約でき衛星アクセス装置の小型化を実現した。衛星移動局装置は,送信系スライディングIF方式,受信系低IF方式を採用し,高密度LSI化によって可搬端末の小型,軽量化を実現した。(著者抄録)