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J-GLOBAL ID：201002273146518086   整理番号：10A0037182

β-アラニンの存在下における過塩素酸塩の急速Ti(III)還元:反応速度論,pH効果,錯体形成,およびβ-アラニン効果

Rapid Ti(III) reduction of perchlorate in the presence of β-alanine: Kinetics, pH effect, complex formation, and β-alanine effect

著者 (4件)： WANG Chao (Center for Environmental Systems, Stevens Inst. of Technol., Hoboken, NJ 07030, USA) ,  HUANG Zhengdao (Xiamen Water Group Co., Ltd., 24th Floor, Water Building, No. 157, Lianqian West Road, Xiamen, Fujian 361000, CHN) ,  LIPPINCOTT Lee (New Jersey Dep. of Environmental Protection, P.O. Box 409, Trenton, NJ 08625, USA) ,  MENG Xiaoguang (Center for Environmental Systems, Stevens Inst. of Technol., Hoboken, NJ 07030, USA)
資料名： Journal of Hazardous Materials  (Journal of Hazardous Materials)
巻： 175  号： 1-3  ページ： 159-164  発行年： 2010年03月15日 
JST資料番号： B0362A  ISSN： 0304-3894  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 過塩素酸塩のTi(III)還元は高度に過塩素酸塩に汚染された水の処理に対する有用な方法である。反応速度は通常遅いけれども,β-アラニン(HOOCCH₂CH₂NH₂)が著しく反応を促進することが観察された。完全(>99.9%)過塩素酸塩除去は,[ClO4-]=1.0 mM,[Ti(III)]=40 mM,および[β-アラニン]=120 mMを含む溶液で50°C未満で2.5時間の反応の後に得られた。そこで反応に対するpHと錯体形成の両者の影響を調べた。結果は,β-アラニン無しの最適pHが2.3であることを示した。pHが1.6から2.3へと増加した場合,還元速度は著しく増加する。しかしながら,2.3より大きなpH領域では,還元は著しく阻害されるが,これはTi(III)沈殿の形成に帰せられる。[β-アラニン]:[Ti(III)]=3:1のモル比でβ-アラニンが存在すると,中性pH近くでさえ過塩素酸塩の還元速度は著しく増大する。これは,β-アラニンがTi(III)と錯体を形成し,3.5と6の間のpH領域における全可溶性[Ti(III)]を大いに改善するからである。研究成果は,大量の過塩素酸塩の製造,貯蔵,取扱,使用および/または廃棄から生じる高度に過塩素酸塩に汚染された水の間欠的流れおよび小さな流れに対する急速処理方法の開発をもたらす。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *過塩素酸塩 ,  錯体生成 ,  *還元 ,  反応速度論 ,  廃水処理
準シソーラス用語： 還元反応 ,  pH効果 ,  錯体形成

分類 (2件)： 下水,廃水の化学的処理  (SC03050W) ,  第4族,第5族元素の錯体  (CE01070U)

物質索引 (1件)： β-アラニン

タイトルに関連する用語 (7件)： β-アラニン ,  過塩素酸塩 ,  Ti ,  還元 ,  反応速度論 ,  pH効果 ,  錯体形成