文献

J-GLOBAL ID：201002273209438142   整理番号：10A0074723

カタクチイワシ(Engraulis japonicus)の鰾形状およびターゲットストレングスと体長の関係

Swimbladder Shape and Relationship Between Target Strength and Body Length of Japanese Anchovy (Engraulis japonicus)

著者 (6件)： 甘糟和男 (東京海洋大) ,  貞安一廣 (水産総合研究セ 開発調査セ) ,  安部幸樹 (水産総合研究セ 水産工学研) ,  高尾芳三 (水産総合研究セ 水産工学研) ,  澤田浩一 (水産総合研究セ 水産工学研) ,  石井憲 (水産総合研究セ 水産工学研)
資料名： 海洋音響学会誌  (Journal of the Marine Acoustics Society of Japan)
巻： 37  号： 1  ページ： 46-59  発行年： 2010年01月01日 
JST資料番号： L1051A  ISSN： 0916-5835  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 軟X線撮影によってカタクチイワシの鰾形状に関する知見を得た。閉鰾魚である同体長のスケトウダラと比較すると体長に対して鰾が長いことが分かった。水槽において38kHzにおけるターゲットレングス(TS)パターンを精密に測定し,姿勢角分布で平均し,TSと体長の関係を明らかにした。軟X線撮影で得られた鰾形状を使用してKRM(Kirchhoff-Ray Mode)モデルで推定したTSパターンは実測値とよく一致し,モデルの信頼性を確かめた。TSの深度特性については,規準化TSを基にして深度特性を考慮したTSと体長の関係式を得た。

シソーラス用語： *カタクチイワシ科 ,  *体長 ,  魚群探知機 ,  *うきぶくろ ,  深さ ,  X線画像
準シソーラス用語： カタクチイワシ ,  *ターゲットストレングス ,  計量魚群探知機

分類 (2件)： 水中音響応用  (BB03090U) ,  魚類  (FH02020K)

引用文献 (20件)：

• 農林水産省大臣官房統計部, 平成18年漁業・養殖業生産統計年報 (併載: 漁業生産額),(農林水産省, 東京, 2008).
• S. Ohshimo,“Acoustic estimation of biomass and school character of anchovy Engraulis japonicus in the East China Sea and the Yellow Sea,” Fish. Sci., 62, 344-349(1996).
• S. Ohshimo,“Spatial distribution and biomass of pelagic fish in the East China Sea in summer, based on acoustic surveys from 1997 to 2001,” Fish. Sci., 70, 389-400(2004).
• 水産庁増殖推進部, 独立行政法人水産総合研究センター, 平成20年度 我が国周辺水域の漁業資源評価 (魚種別系群別資源評価・TAC種以外) 第2分冊,(水産庁, 東京, 独立行政法人水産総合研究センター, 神奈川, 2008), p. 686-712.
• X. Zhao, Y. Wang, and F. Dai,“Depth-dependent target strength of anchovy (Engraulis japonicus) measured in situ,” ICES J. Mar. Sci., 65, 882-888(2008).

タイトルに関連する用語 (4件)： カタクチイワシ ,  Engraulis ,  ターゲットストレングス ,  体長