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J-GLOBAL ID:201002273216480529   整理番号:10A0537656

PCD工具インサートを用いた玄武岩の小型コアドリリング:摩耗挙動と切削抵抗

Compact core drilling in basalt rock using PCD tool inserts: Wear characteristics and cutting forces
著者 (8件):
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巻: 210  号: 10  ページ: 1326-1339  発行年: 2010年07月01日 
JST資料番号: H0650A  ISSN: 0924-0136  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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火星表面の最も硬い部分は掘削工具を激しく摩耗させる玄武岩だと考えられている。火星表面の掘削は工具摩耗を最小にするような条件で行なうことが大切である。火星掘削プロジェクトの準備のため,本報告では玄武岩の乾式削岩と関連する工具摩耗についての実験的調査の結果を述べる。また,多結晶ダイヤモンド(PCD)製の小形コアドリル内挿材を用いて地球上の玄武岩を掘削する場合に,必要な力とトルクの増大に対する工具摩耗の影響についても報告する。様々な切削条件で測定した力とトルクのデータを,種々の強度の玄武岩を穿孔する実験で得られた摩耗データと共に示した。逃げ面摩耗VBと切刃半径CERの摩耗速度は,玄武岩の強度と共に増大することがわかった。この他の切削条件に対する依存性は,VB摩耗速度とCER摩耗速度とでは反対の傾向を示した。例えば,VB摩耗速度は工具送り及びスピンドル速度の増加と共に減少するが,CER摩耗速度は工具送り速度と共に増大し,スピンドル速度が増大しても変わらない。また,すくい角度がよりネガティブになるにつれてVB摩耗速度は減少するが,CER摩耗速度は増大する。玄武岩の強度は,硬い(軟らかい)組成の玄武岩では大きな(小さな)力/トルクが生成するという形で明らかになることがわかった。両方の工具摩耗の形式(VBとCER)及びスラスト力とトルクの測定値の間には強い相関関係が見られた。工具摩耗の進展を工程変数の関数として表す方程式を作成した。玄武岩の掘削において工具摩耗の進展により必要となる掘削力とトルクの変化のモデルを確立した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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