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J-GLOBAL ID:201002273412683373   整理番号:10A0861416

拡散反射分光分析および部分最小二乗回帰によるいろいろな濃度のFusarium損傷穀粒を含むコムギ試料のデオキシニバレノール濃度の推定

Estimating deoxynivalenol contents of wheat samples containing different levels of Fusarium-damaged kernels by diffuse reflectance spectrometry and partial least square regression
著者 (5件):
資料名:
巻: 142  号:ページ: 370-374  発行年: 2010年09月01日 
JST資料番号: A0434C  ISSN: 0168-1605  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Fusarium赤かび病はコムギおよび他の穀類における収量損失とマイコトキシン汚染を引き起こす真菌病である。2001,2002,2003および2006年にコムギ穀粒(Ritmo栽培品種)を採試し,Fusarium損傷穀粒を視覚評価に基づいて健全粒から分離した。次いで損傷穀粒を0,20,40,60,80および100%含む穀粒ロットを調製した。各ロットを割り,サブグループ1を用いて分光反射率(波長350-2500nm)を測定し,一方サブグループ2についてマイコトキシンであるデオキシニバレノール(DON)を高速液体クロマトグラフィーにより分析した。健全であると分類したバッチのDON濃度は0と有意には異なっていなかった。Fusarium損傷穀粒のパーセンテージからのDON濃度推定を広い可変性により防いだ結果,0.49の定量係数が得られた。部分最小二乗回帰処理した分光データーの使用により,特に高パーセンテージの損傷穀粒についてより正確なDON濃度の推定が可能であった。分光データーに基づくDON濃度推定値と分析したDON濃度間の関係の定量係数は0.84であった。推定対分析DON濃度のプロットから当てはめた回帰直線の切片は0.89±3.61mg/kgであった。切片+標準誤差が実際の法的限界(ヨーロッパ連合における1kgの乾燥穀粒当たり1.25mgのDON)より大きい事から,分光測定法は1.25mg/kg以下のDON濃度の穀粒試料と限界値以上のDON濃度の試料との信頼できる分離には未だ十分ではない,という事が分かった。しかし分光データーからも健全および損傷粒から成る与えられたロットの平均損傷穀粒のDON濃度推定が可能であり,これはおそらく可視法に比較して35%不明な分散画分の減少の理由であり,分光法がコムギ穀粒のDON濃度低減に寄与しているという事を表している。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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穀類とその製品一般  ,  菌類による植物病害 
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