抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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居住する地域の環境について理解することは環境科学教育において重要である。環境の理解には化学の知識が必要である。学生の環境についての理解を支援する目的で,佐賀市が発行した「佐賀市河川の水質調査報告書」の1994年~2003年までの10年間の資料を用いて,各種の調査項目についての説明を行い,学生の自発的学習を促し,学生の理解を深めさせた。またこの目的のためには環境科学のテキストも使用した。学習した水質調査項目はpH,DO(溶存酸素),BOD,COD,総窒素(TN),総リン(TP),懸濁物質,及びメチレンブルー活性物質(MBAS)であり,それぞれの季節的変動,経年変化などを学習の課題とした。その結果,基礎教育を実施しながら専門教育を行うことにより,学生の理解度を高める効果が大きいことが分かった。また,環境から化学を学ぶことは化学に興味を持つ機会となることが分かった。