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J-GLOBAL ID：201002273545226730   整理番号：10A0642798

高充填木粉-ポリ塩化ビニル複合材料のキャラクタリゼーション 動的機械および誘電分析

Characterization of Highly Filled Wood Flour-Polyvinyl Chloride Composites: Dynamic Mechanical and Dielectric Analysis

著者 (2件)： MARATHE D.S. (Maharashtra Inst. of Technol., Pune, IND) ,  JOSHI P.S. (Maharashtra Inst. of Technol., Pune, IND)
資料名： Polymer Engineering & Science  (Polymer Engineering & Science)
巻： 50  号： 6  ページ： 1253-1260  発行年： 2010年06月 
JST資料番号： C0640A  ISSN： 0032-3888  CODEN： PYESA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 安価で環境に優しい複合材料の開発を目指して,ポリ塩化ビニル(PVC)を主成分として,環境浸出問題のない高分子可塑剤としてEVA樹脂を10%,充填剤として安価な廃棄物を利用した木粉(WF)を100および150%とフライアッシュ(FA)を20~60%添加した複合材料を作製し,その粘弾性および誘電特性を調べた。DMA分析の結果,PVCにEVAを添加すると,弾性度が増え,損失正接(tanδ)ピークが低温側に移行し,ブロード化した。EVA添加PVCにWFを添加すると,ガラス転移温度(Tg)が上昇し,貯蔵および損失弾性率が増え,tanδが減少した。FAを20%添加すると,tanδが異常に減少した。WFとFAの添加により,誘電率が増えたが,PVCと比べて,複合材料の誘電率と電気伝導率の変化は少なかった。したがって,開発した複合材料は家庭用絶縁材用としてPVC代替として有望であることが判明した。

シソーラス用語： *ポリ塩化ビニル ,  *複合材料 ,  *動的機械分析 ,  誘電性 ,  *誘電率 ,  *電気伝導率 ,  高分子可塑剤 ,  *EVA樹脂 ,  充填剤 ,  *木粉 ,  *フライアッシュ ,  *動弾性係数 ,  *損失弾性率 ,  *損失正接 ,  *ガラス転移点 ,  粘弾性 ,  加工助剤 ,  温度依存性 ,  周波数依存性
準シソーラス用語： DMA分析 ,  衝撃改良剤 ,  貯蔵弾性率

分類 (3件)： ハロゲン含有重合体  (YH07100Z) ,  充填剤,補強材  (YH05030J) ,  高分子固体の力学的性質  (CG02023D)

タイトルに関連する用語 (5件)： 木粉 ,  ポリ塩化ビニル ,  複合材料 ,  キャラクタリゼーション ,  分析