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J-GLOBAL ID:201002273657261113   整理番号:10A0177349

線維芽細胞増殖因子シグナル伝達:発生から癌まで

Fibroblast growth factor signalling: from development to cancer
著者 (3件):
資料名:
巻: 10  号:ページ: 116-129  発行年: 2010年02月 
JST資料番号: W1368A  ISSN: 1474-175X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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線維芽細胞増殖因子(FGF)とその受容体(FGFR)は広範囲の生物学的機能を制御し,細胞の増殖,生存,遊走および分化を調節している。他の受容体型チロシンキナーゼと異なりFGFシグナル伝達が癌療法の標的として注目されたのは最近のことである。多様なタイプの腫瘍の病因にFGFシグナル伝達が重要な役割を果していることが実証され,FGFまたはその受容体を特異的に標的とする臨床薬物の開発が行われている。FGFシグナル伝達は腫瘍形成を促進するが,腫瘍保護機能も媒介していることが知られている。FGFが有しているこれらの作用の根底にあるメカニズムの同定はFGFシグナル伝達が最も適切な癌治療標的であることを理解するに当って重要なことである。このような背景を踏まえ,1)FGFシグナル伝達(1.下流シグナル伝達,2.シグナル伝達の負の制御,3.状況依存的シグナル伝達),2)癌におけるFGFシグナル伝達の制御解除(1.活性化変異,2.FGFR遺伝子増幅,3.造血器腫瘍における染色体転座,4.自己分泌シグナル伝達とパラ分泌シグナル伝達,5.生殖細胞系一塩基多型),3)FGFシグナル伝達の発癌メカニズム(1.FGFと増殖,2.FGFと生存,3.FGFと遊走および浸潤,4.血管新生におけるFGF),4)癌におけるFGFの腫瘍抑制効果,5)FGFおよびFGFR標的療法の現状について概説した。
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分類 (1件):
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腫ようの化学・生化学・病理学 
タイトルに関連する用語 (3件):
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