抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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中国における糸むら二類検査について,格付の信頼性及び再現性を調べるため,シミュレーション実験を行った。該当格が下位になるに従って抽出誤差は,標準偏差では大きく,変動係数では小さくなった。また,荷口の真の該当格に対して,出現した成績の格は,同格が約46%,1格差が約48%,2格差が約6%であった。誤格付率の平均値は約54%であり,該当格が下位になるほど小さくなったが,5A格では約77%と著しく大きな値であった。同一荷口を2回検査したときの成績の格の差異は,同格が約34%,1格差が約51%,2格差が約13%,3格差が1%余りであった。二回格付差異率の平均値は約66%であり,成績の格が下位になるほど小さくなったが,5A格では約84%と著しく大きな値であった。また,二回格付差異率について,実験値と誤格付率から推定した計算値ではかなり異なる値であった。格付の信頼性及び再現性を向上させるためには,特に5A格の格幅について検討することが必要ではないかと思われる。(著者抄録)