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J-GLOBAL ID：201002273687887653   整理番号：10A0655071

圧力および磁場に対する遍歴電子弱強磁性体LaFe₄As₁₂の応答

Response of Itinerant-Electron Weak Ferromagnet LaFe₄As₁₂ to Pressure and Magnetic Field

著者 (13件)： TATSUOKA Sho (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo, JPN) ,  WATANABE Makoto (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo, JPN) ,  SUEMITSU Bunya (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo, JPN) ,  OGAWA Yoshinori (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo, JPN) ,  YAMADA Atsushi (Saitama Univ., Saitama, JPN) ,  MATSUBAYASHI Kazuyuki (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  UWATOKO Yoshiya (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  HIGASHINAKA Ryuji (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo, JPN) ,  AOKI Yuji (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo, JPN) ,  NAMIKI Takahiro (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo, JPN) ,  NAMIKI Takahiro (Tokyo Medical Univ., Tokyo, JPN) ,  KUWAHARA Keitaro (Ibaraki Univ., Mito, JPN) ,  SATO Hideyuki (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 79  号： 6  ページ： 063704.1-063704.4  発行年： 2010年06月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： LaFe₄As₁₂における量子臨界性とスピンゆらぎを調べるために,電気抵抗率(ρ)の圧力および磁場依存性を研究した。Curie温度T_C(環境圧力で≒5,2K)は圧力(P)により徐々に抑制され,ほぼ2GPa(≒P_c)で消滅する。ρのT²依存性の係数AはP_c近傍で増大し,ρ(T)≒ρ₀+βTⁿの指数nは5/3に変化する。これは3d強磁性スピンゆらぎに対して予想される値である。典型的な遍歴電子弱強磁性体において一般に観測されたように,低温では低磁場縦方向磁気抵抗Δρ/ρ(T)は負であり,場抑制スピンゆらぎ散乱を反映している。T_Cより上では,それは正になり,磁場に対してピークを示す。このピークは,伝導電子に対するLorentz力に起因する通常の正磁気抵抗だけには帰着することはできない。縦方向および横方向磁気抵抗に対するKohlerプロットを考察することにより予想外の正磁気抵抗の可能な起源を検討した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *強磁性体 ,  圧力効果 ,  磁場効果 ,  *ヒ化物 ,  *鉄化合物 ,  *ランタン化合物 ,  *スピンゆらぎ ,  *臨界現象 ,  Curie温度
準シソーラス用語： 弱強磁性体 ,  量子臨界性

分類 (1件)： その他の無機化合物の磁性  (BM06060P)

タイトルに関連する用語 (4件)： 磁場 ,  遍歴電子 ,  強磁性体 ,  応答