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J-GLOBAL ID：201002273750995798   整理番号：10A0589279

熱とスピンの新展開 スピンと熱の新しいかかわり

New Interplay of Spin and Heat

著者 (2件)： 安立裕人 ,  前川禎通
資料名： まぐね  (Magnetics Japan)
巻： 5  号： 6  ページ： 256-263  発行年： 2010年06月01日 
JST資料番号： L5842A  ISSN： 1880-7208  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 熱電効果によって有効に廃熱を電気に変換できれば,社会の省エネルギー化に貢献できる。一方,最大のデメリットはその効率の悪さにある。そこで,この効率の低さを克服すべく,現在も活発な研究が繰り広げられている。最近,この熱電効果におけるスピン自由度の役割が注目され始めている。本稿では,まず熱電素子の効率について簡単に述べた後,二つの研究の流れを紹介した。まず,スピンなど内部自由度の助けで熱電効果を増強する話題に関して,コバルト酸化物を中心に解説した。その後に,最近観測されたスピンゼーベック効果についての議論を行った。

シソーラス用語： 熱電効果 ,  省エネルギー ,  *熱起電力 ,  酸化コバルト ,  熱電素子 ,  *エネルギー変換効率 ,  性能指数 ,  *スピン分極 ,  廃熱利用 ,  電子スピン ,  内部自由度
準シソーラス用語： *Seebeck効果 ,  コバルト酸化物 ,  スピン注入 ,  性能係数

分類 (2件)： 熱電デバイス  (NC03090J) ,  金属の電子伝導一般  (BM03031E)

タイトルに関連する用語 (2件)： スピン ,  展開