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J-GLOBAL ID：201002273763973777   整理番号：10A0163226

コルジセピンはシグナル伝達における影響を介して蛋白質合成と細胞接着を阻害する

Cordycepin Inhibits Protein Synthesis and Cell Adhesion through Effects on Signal Transduction

著者 (7件)： WONG Ying Ying (Univ. Nottingham, Nottingham) ,  MOON Alice (Univ. Nottingham, Nottingham) ,  DUFFIN Ruth (Univ. Nottingham, Nottingham) ,  BARTHET-BARATEIG Adeline (Univ. Nottingham, Nottingham) ,  MEIJER Hedda A. (Univ. Nottingham, Nottingham) ,  CLEMENS Michael J. (Univ. Sussex, Sussex, GBR) ,  DE MOOR Cornelia H. (Univ. Nottingham, Nottingham)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 285  号： 4  ページ： 2610-2621  発行年： 2010年01月22日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： コルジセピンの濃度依存的細胞増殖,接着効果をNIH3T3細胞を用いてノーザンブロットや免疫組織染色などにより検討した。コルジセピンはよりmRNA及びポリAテール鎖長を短縮化し,低用量でもポリA合成及び細胞増殖抑制を引き起こした。また高用量では細胞接着を阻害し,接着斑が減少し,mTORシグナリングと蛋白質合成の強力阻害も認めた。翻訳因子4E-BP1ノックアウト細胞では,転写におけるコルジセピンの影響は大幅に減少し,AMPKが活性化した。AMPKを阻害するとコルジセピンによる転写抑制,4E-BPの脱リン酸は回避された。mTORシグナリングや蛋白質合成に対するコルジセピンの影響はAMPK活性化介在で,その抗腫瘍作用が期待された。

シソーラス用語： タンパク質合成開始因子 ,  3T3細胞 ,  細胞接着 ,  増殖阻害 ,  ポリアデニル化 ,  RNAプロセシング ,  ダウンレギュレーション ,  *セリン/トレオニンキナーゼ ,  *抗腫瘍作用 ,  デオキシリボヌクレオシド
準シソーラス用語： 4E-BP1 ,  *AMPK ,  *mTOR ,  NIH 3T3細胞

分類 (1件)： 抗腫よう薬の基礎研究  (GW16010A)

物質索引 (1件)： コルジセピン

タイトルに関連する用語 (5件)： コルジセピン ,  シグナル伝達 ,  蛋白質合成 ,  細胞接着 ,  阻害