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J-GLOBAL ID：201002273848686181   整理番号：10A0259975

示差走査熱量測定とRaman分光法によって調べたDL-ノルバリンにおける固体-固体相転移

Solid-Solid Phase Transitions in DL-Norvaline Studied by Differential Scanning Calorimetry and Raman Spectroscopy

著者 (6件)： CHATZIGEORGIOU Petros (National and Kapodistrian Univ. Athens, Athens, GRC) ,  PAPAKONSTANTOPOULOS Nikos (National and Kapodistrian Univ. Athens, Athens, GRC) ,  TAGAROULIA Nikolitsa (National and Kapodistrian Univ. Athens, Athens, GRC) ,  POLLATOS Evangelos (National and Kapodistrian Univ. Athens, Athens, GRC) ,  XYNOGALAS Pantelis (National and Kapodistrian Univ. Athens, Athens, GRC) ,  VIRAS Kyriakos (National and Kapodistrian Univ. Athens, Athens, GRC)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 114  号： 3  ページ： 1294-1300  発行年： 2010年01月28日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 生体系の立体配座変化とモデル脂質膜に及ぼすそれらの効果に関する著者らの研究の流れで,示差走査熱量測定(DSC)とRaman分光法によってアミノ酸,DL-ノルバリンの構造修飾,すなわち固相-固相立体配座を調べた。文献中DL-ノルロイシンは良く解析されているアミノ酸であるが,DL-ノルバリンは文献中でめったに見いだされない,その上考察されていないアミノ酸である。これは恐らく詳細な結晶構造に関するデータがないことによる。DSC結果はアミノ酸が温度範囲-130~+300°Cで-116.9と-76.1°Cに二種類の固体-固体相転移を受けることを示した。DSCのデータを補完するため,Raman分光法を適用した。二種類の方法論の組合せは観測した相転移がアミノ酸の脂肪族側鎖における無秩序性の増分,アミノ基の回転運動の拡大及び低温での分子内水素結合強度の減少に相当することを指摘した。DL-ノルバリンの観測した相転移をDL-ノルロイシンで見いだした相転移と比較した。

シソーラス用語： *アミノ酸 ,  *立体配座 ,  *相転移 ,  温度依存性 ,  Ramanスペクトル ,  Raman分光法 ,  側鎖 ,  アミノ基 ,  無秩序系 ,  *分子内水素結合 ,  転移温度 ,  分子構造 ,  Raman強度 ,  正規化 ,  変角振動 ,  伸縮振動【分子】 ,  示差走査熱量測定
準シソーラス用語： 回転運動 ,  結合強度 ,  比較研究 ,  無秩序挙動 ,  変形振動

分類 (2件)： アミノ酸  (CF10070V) ,  固相転移  (BL04020G)

物質索引 (2件)： DL-ノルバリン ,  DL-ノルロイシン

タイトルに関連する用語 (5件)： 示差走査熱量測定 ,  Raman分光法 ,  DL-ノルバリン ,  固体 ,  固体相転移