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J-GLOBAL ID:201002273864310230   整理番号:10A1107318

TGF-βとLPSはP2Y1及びP2Y12受容体発現を介して,ADPによるミクログリアの移動を修飾する

TGF-β and LPS modulate ADP-induced migration of microglial cells through P2Y1 and P2Y12 receptor expression
著者 (6件):
資料名:
巻: 115  号:ページ: 450-459  発行年: 2010年10月 
JST資料番号: B0504B  ISSN: 0022-3042  CODEN: JONRA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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著者等は,脳損傷部位へのミクログリアの移動に関与するプリン受容体との関連を検証した。ラットの大脳皮質混合培養ミクログリアにおいて,薬理試薬とsiRNAを用いて調べると,ADP刺激の細胞移動には,P2Y12に加えて,P2Y1も関与していることが分かった。これらP2Y受容体の特異的アゴニストのCa2+動員を誘導する能力から見て,ミクログリアの機能的P2Y受容体発現が確認された。混合培養ミクログリアにおいて,P2Y12受容体,P2Y1受容体は共に,細胞移動と受容体発現がLPSにより阻害され,一方,TGF-βはADP誘導の細胞移動と両受容体の発現を増加させた。インターフェロン-γは無効であった。更に,LPSとTGF-βによる遺伝子発現のパターンは明確に異なっていた。LPSは古典的炎症促進性遺伝子を誘導し,TGF-βはアルギナーゼ-1やTGF-β等の非定型的ミクログリア表現系に関連した遺伝子の発現を増加させた。これらから著者等は,P2Y1とP2Y12は共に損傷部位へミクログリアを誘導すること,及び,ここに示されたプリン作動性受容体の発現調節機構は,新しい炎症反応調節機構であると結論した。
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分類 (2件):
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細胞生理一般  ,  生物学的機能 
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