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J-GLOBAL ID：201002273954742260   整理番号：10A0655171

ダブルチャンバー方式電気加熱気化装置を用いる誘導結合プラズマ発光分析法による米中カドミウムの迅速定量

Rapid Determination of Cadmium in Rice by Inductively Coupled Plasma Atomic Emission Spectrometry with a Double Chamber Electrothermal Vaporization System

著者 (7件)： 橋本文寿 (株式会社堀場製作所) ,  内原博 (株式会社堀場製作所) ,  大下裕司 (洛陽技研株式会社) ,  山本哲司 (洛陽技研株式会社) ,  大崎秀介 (和歌山県工業技術センター) ,  松本明弘 (和歌山県工業技術センター) ,  小畑俊嗣 (和歌山県工業技術センター)
資料名： 分析化学
巻： 59  号： 5  ページ： 411-414 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： F0008A  ISSN： 0525-1931  CODEN： BNSKAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ダブルチャンバー方式電気加熱気化装置(ETV)に接続した誘導結合プラズマ発光分析(ICP-AES)による米中カドミウムの迅速定量法を開発した。この方法では米粉を直接ICPに気化導入することで,煩雑な前処理を省略し,1検体を約3分で測定することができた。検量線の作成には米粉認証標準物質を用いた。提案アプローチによるカドミウム含浸米の定量結果は湿式酸分解法によるものによく一致した。本法は迅速かつ高感度なことから,食品規格基準に規定された米中のカドミウムのスクリーニングに有効なものと考察した。

シソーラス用語： *電熱原子化 ,  *ICP-AES分析 ,  *カドミウム ,  *米 ,  痕跡量成分 ,  定量分析 ,  認証標準物質 ,  キャリブレーション ,  高感度 ,  スクリーニング ,  食品分析 ,  食品汚染 ,  測定精度 ,  安全基準

分類 (2件)： 有機物質中の元素の物理分析  (CC03032S) ,  穀類とその製品一般  (FJ04010T)

引用文献 (14件)：

• 1) 食品,添加物等の規格基準,"第1食品 D 各条 ○穀類,豆類及び野菜 2穀類及び豆類の成分規格の試験法 (2) カドミウム試験法",厚生省告示第370号 (昭和34年12月28日).
• 2) M. Resona, F. Vanhaecke, M. T. C. de Loos-Vollebregt : J. Anal. At. Spectrom., 23, 1450 (2008).
• 3) X. Hou, B. T. Joues : Spectrum., 23, 1450 (2008).
• 4) 久保田正明監訳 : "誘導結合プラズマ質量分析法",p. 152 (2000), (化学工業日報社) ; A. Monster (Ed.) : "inductively coupled Plasma Mass Spectrometry",(1998), (Wiley-VCH, Inc., New York).
• 5) R. E. Sturgeon, J. W. Lam : J. Anal. At. Spectrom., 14, 785 (1999).

タイトルに関連する用語 (6件)： チャンバー ,  電気加熱気化 ,  誘導結合プラズマ発光分析法 ,  米 ,  カドミウム ,  迅速定量