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J-GLOBAL ID：201002273957936325   整理番号：10A0518125

有糸細胞分裂の進行はCPEB1及びCPEB4依存性翻訳制御により調節される

Mitotic cell-cycle progression is regulated by CPEB1 and CPEB4-dependent translational control

著者 (4件)： NOVOA Isabel (Centre for Genomic Regulation (CRG), Barcelona, ESP) ,  GALLEGO Javier (Centre for Genomic Regulation (CRG), Barcelona, ESP) ,  FERREIRA Pedro G. (Centre for Genomic Regulation (CRG), Barcelona, ESP) ,  MENDEZ Raul (Centre for Genomic Regulation (CRG), Barcelona, ESP)
資料名： Nature Cell Biology  (Nature Cell Biology)
巻： 12  号： 5  ページ： 447-456  発行年： 2010年05月 
JST資料番号： W1369A  ISSN： 1465-7392  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 脊椎動物における有糸分裂及び初期胚細胞分裂は母性由来の貯蔵メッセンジャーRNAの翻訳制御に依存して進行する。大部分のmRNAは細胞質ポリA化エレメント結合蛋白質(CPEB)により制御されている。HeLa細胞を用いた有糸分裂中のmRNAポリAテール長の周期特異的制御を調べるため,ポリAテール長に従ったmRNAの差分精製に基づく全ゲノムのスクリーニングを行った。さらに,HeLa細胞,Xenopus卵母細胞を用いる実験により,ポリAテール長の変化がCPEBファミリーによってどのように制御されるかを調べた。この結果,ポリAテール長の周期特異的な変化によるCPEB仲介転写後制御が細胞増殖,特に有糸分裂細胞におけるM期への移行に必要であることを示した。この翻訳制御はCPEB蛋白質ファミリーの2個のメンバー,CPEB1及びCPEB4により仲介されている。ポリAテール長の制御は特定の細胞分裂における転写の欠如を補償するために必要なだけでなく,有糸分裂を制御する一般的なメカニズムとして作用すると結論される。

シソーラス用語： *有糸分裂 ,  *タンパク質 ,  *翻訳因子 ,  mRNA ,  ポリアデニル化 ,  HeLa細胞 ,  アフリカツメガエル ,  卵母細胞 ,  遺伝的調節 ,  細胞分裂 ,  細胞周期 ,  細胞増殖 ,  遺伝子ターゲティング ,  翻訳【遺伝】
準シソーラス用語： *CPEB ,  *翻訳制御 ,  CPEB4 ,  CPEB1 ,  ノックダウン ,  細胞周期進行

分類 (3件)： 生物学的機能  (EB03040U) ,  細胞分裂・増殖  (EF02020D) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (4件)： 細胞分裂 ,  依存性 ,  翻訳制御 ,  調節