文献

J-GLOBAL ID：201002273997746642   整理番号：10A0319770

自滅的赤血球死に対するフィチン酸の影響

Effect of Phytic Acid on Suicidal Erythrocyte Death

著者 (3件)： EBERHARD Matthias (Eberhard-Karls-Univ. Tuebingen, Tuebingen, DEU) ,  FOELLER Michael (Eberhard-Karls-Univ. Tuebingen, Tuebingen, DEU) ,  LANG Florian (Eberhard-Karls-Univ. Tuebingen, Tuebingen, DEU)
資料名： Journal of Agricultural and Food Chemistry  (Journal of Agricultural and Food Chemistry)
巻： 58  号： 3  ページ： 2028-2033  発行年： 2010年02月10日 
JST資料番号： C0251A  ISSN： 0021-8561  CODEN： JAFCAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： フィチン酸は小麦ふすま,ダイズ,トウモロコシおよびカナダドライビーンのような栄養食品の重要な栄養素である。フィチン酸は容易に胃腸管内で吸収されて血流に入ることが報告されている。フィチン酸は広範囲の腫瘍に対して著しい抗腫瘍作用があることも報告されている。一方,ヒト赤血球は有核細胞のアポトーシスと同様に細胞の萎縮および赤血球表面のホスファチジルセリンの暴露などで特徴付けられる自滅的死を経過する。ここでは,自滅的赤血球死に対するフィチン酸の影響について検討した。実験の結果,赤血球がフィチン酸に暴露することで細胞膜が無秩序になったり,細胞が萎縮する。この現象は自滅的赤血球死の特徴である。フィチン酸は血流から赤血球の除去を促進し,その結果,消費者を貧血に罹患しやすくする可能性があることが分かった。

シソーラス用語： 赤血球 ,  ふすま ,  *生理活性因子 ,  *抗腫瘍作用 ,  アポトーシス ,  *細胞生理 ,  細胞分画法 ,  *栄養素 ,  ヘモグロビン ,  ダイズ ,  トウモロコシ ,  糖アルコール ,  イノシトールリン酸 ,  アデニンヌクレオチド ,  リボヌクレオチド
準シソーラス用語： FACS解析 ,  小麦ふすま

分類 (2件)： 赤血球  (EJ03020W) ,  植物の生化学  (EH01050J)

物質索引 (2件)： フィチン酸 ,  ATP

タイトルに関連する用語 (3件)： 自滅 ,  赤血球 ,  フィチン酸