抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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有限体積(FI)法は電磁波解析に対して非直交グリッドの適用を可能とする手法である。しかし,誘電率及び抗磁率行列の構成が逆行列の計算だけでなく解析を安定に行える最大時間ステップを決めるCourant-Friedriches-Lewy(CFL)条件にも影響を与え,FI法の効率や精度に大きな影響を与えるため,これらの行列を構築するための手法が複数紹介されている。非直交時間領域有限差分法(FDTD)に対するCFL条件をPrimal並びにDual両グリッドの基底関数を用いて求める手法についてはすでに紹介されているが,二次元三角グリッドの場合を除いて一般的にPrimalグリッドに対する基底関数のみを用いるFI法に関してはCFI条件を求める手法が紹介されていない。このことから本文ではFI法に対するCFL条件を,平行四辺形および平行六面体グリッドを用いて導く手法について述べた。区分均質要素を用いることによって線形内挿要素を用いた場合に較べて√3倍大きい時間ステップを適用することが可能となる。