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J-GLOBAL ID:201002274144374814   整理番号:10A0308287

プロモータークロマチンの誘導後成的修飾はサバイビンをサイレンスし,腫瘍増殖を阻害する

Induced epigenetic modifications of the promoter chromatin silence survivin and inhibit tumor growth
著者 (7件):
資料名:
巻: 393  号:ページ: 592-597  発行年: 2010年03月19日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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抗アポトーシス性サバイビンは,各種のヒト癌で過剰発現しており,癌の治療標的として考えられている。RNAiおよび抗センスヌクレオチドによる,サバイビンmRNAの抑制は,動物モデルおよびヒトでの検討の両方で強力な抗腫瘍治療になることが証明されている。この論文では,サバイビン遺伝子プロモーターに相補的な,短いメチル化オリゴヌクレオチド(SurKex)を介し,その遺伝子転写をノックダウンすることにより,サバイビンをサイレンスする別の方法を検討した。NCI-H460細胞のSurKex処理は,サバイビンmRNAおよびその癌蛋白質の生産を有意に抑制した。DNA重亜硫酸配列決定は,SurKexがサバイビンプロモーターの相補性領域で部位特異的にde novo CpGメチル化を誘導することを示した。クロマチン免疫沈降分析は,SurKexが同じ調節領域で,ヒストンH3K9とH3K27のヒストン超メチル化およびヒストンH4の脱アセチル化を誘導することをも示した。SurKexは,異種移植片腫瘍を有するヌードマウスで腫瘍増殖を著しく抑制した。この研究は,合成メチル化オリゴヌクレオチドSurKexが,サバイビンプロモーターにおいて後成的遺伝子型を変化する機構を用い,サバイビン遺伝子のサイレンシングにより,腫瘍増殖を阻害することを示した。このように,遺伝子プロモーターにおける標的化後成的修飾は,腫瘍治療で腫瘍と関係した遺伝子をサイレンスする一般的な戦略を提供する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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遺伝子発現 

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