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J-GLOBAL ID:201002274216239291   整理番号:10A0537404

ヒト乳房腺癌細胞のセラミド誘導アポトーシスへのチトクロームc酸化還元状態の重要性

Importance of cytochrome c redox state for ceramide-induced apoptosis of human mammary adenocarcinoma cells
著者 (4件):
資料名:
巻: 1800  号:ページ: 646-654  発行年: 2010年07月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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背景:セラミドは酸化ストレス及びプログラム細胞死を含むさまざまな細胞応答に関与する細胞内脂質メディエーターである。研究により,アポトーシスの調節におけるセラミドとミトコンドリアの間の強い連動が示されている。しかしながら,セラミドにより誘導されたアポトーシスのメカニズムは十分に理解されていない。この研究において,ヒト乳房腺癌細胞MCF7及びMDA-MB-231細胞のセラミドにより誘導されたチトクロームcの遊離及びアポトーシスへのチトクロームc酸化還元状態の重要性を示した。方法:この研究はMCF7及びMDA-MB-231細胞,単離ミトコンドリア,ミトコンドリア内粒子及び酸化/還元チトクロームcを用いた。用いた方法はフローサイトメトリー,免疫ブロット,分光法及び呼吸計を含んだ。結果:セラミドはミトコンドリア酸化ストレス及びこれらの細胞のミトコンドリアからのチトクロームcの遊離を誘導することを示した。これらの知見により,セラミドは酸化チトクロームcと反応するが,還元チトクロームcはセラミドと反応しないことを示した。また,セラミドと反応した酸化チトクロームcは低い還元性及び機能に役割を果たし,ミトコンドリア呼吸を支援することを示した。さらに,これらのデータから,グルタチオンはチトクロームcの還元状態を高進することによりセラミドと反応するチトクロームcを保護することを示した。結論:セラミドは酸化チトクロームcとの相互作用によりヒト乳房腺癌細胞の酸化ストレス及びアポトーシスを誘導し,ミトコンドリアからのチトクロームcの遊離をもたらした。これらの知見はグルタチオンの保護的役割の新規メカニズムを示唆した。全般的意味:この研究により,チトクロームcの酸化還元状態は酸化ストレス及びセラミドにより誘導されたアポトーシスにおいて重要であることを示唆した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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生物学的機能  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 
物質索引 (1件):
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