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J-GLOBAL ID:201002274221215589   整理番号:10A0082811

ウイルスゲノム一本鎖RNAはT=3カプシドに対する経路を指向する

Viral Genomic Single-Stranded RNA Directs the Pathway Toward a T =3 Capsid
著者 (6件):
資料名:
巻: 395  号:ページ: 924-936  発行年: 2010年02月05日 
JST資料番号: D0124B  ISSN: 0022-2836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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一本鎖RNAウイルスによるゲノム充填調節の分子機構は不明な点が多い。多くの場合蛋白質は単一蛋白質の多重コピーからウイルスカプシドを形成するためにカプシド格子の異なる位置で異なる立体配座をとる必要がある。RNAバクテリオファージMS2コート蛋白質二量体(CP2)の準等価立体配座異性体は野生型ファージゲノムでは一度だけ生じる短いRNA幹ループ(TR)との配列特異的相互作用により切り換えられることを以前に示した。多重スイッチング事象はファージT=3カプシド発生に必要である。ファージコート蛋白質との結合で選択した2種類のRNAアプタマ配列とin vivo及びin vitroでMS2コート蛋白質により識別されることが知られているファージQβからの類似した充填シグナルを使用してこの事象の配列依存性を調べた。3種類の非同族幹ループは全てT=3シェル形成を維持したが,TRを等モルのCP2と混合した時に見られる動的トラッピング効果を示すものはなかった。これはCP2がTRより劣ったリガンドであり,測定条件下でコート蛋白質を飽和せず,効率的な集合に必要な両型の二量体がこの反応に十分量存在することが保証されることを示した。非同族RNA濃度が増大すると動的トラップが回復し,上記解釈を確認した。短いゲノム配列がある5′又は3′末端のTR幹ループ伸張の効果も評価した。この長いRNAはTR配列を含むことを反映して動的トラップの証拠を示し,TRより効率的にカプシド形成を促進した。TR誘導集合反応におけるT=3シェル発生に対する2個以上の経路があることを質量分析で示した。その1つは3折畳み軸の形成によるもので,他の1つは伸長した5折畳複合体の生成経路であった。長いゲノムRNAは5折畳経路を抑制し,多重結合したRNA間の立体衝突の結果と推察した。TR幹ループの拡大配列の配向逆転により集合開始因子が不十分なRNAが生成した。データはRNA誘導立体配座異性体スイッチングがT=3シェルの集合により生じることを支持し,TR幹ループ外部の位置的及び配列特異的効果が正確な集合経路追従に影響することを示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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ウイルスの生化学  ,  遺伝子の構造と化学 
タイトルに関連する用語 (4件):
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