文献
J-GLOBAL ID:201002274271200833   整理番号:10A0335663

エチレン-ビニルアルコール共重合体との抗細菌作用を有するキトサン系ブレンド

Antibacterial chitosan-based blends with ethylene-vinyl alcohol copolymer
著者 (4件):
資料名:
巻: 80  号:ページ: 874-884  発行年: 2010年05月05日 
JST資料番号: E0961A  ISSN: 0144-8617  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本報では,エチレン-ビニルアルコール(EVOH)共重合体との高及び低分子量キトソニウム-アセタート系溶媒流延成形ブレンドの処方,モルフォロジー,防水性及び抗微生物活性について初めて報告した。低分子量キトサンをベースにしたブレンドは純キトソニウム-アセタート薄膜よりも相モルフォロジー,透明度,防水性が優れており,透水率は最高86%低下することが分かった。また,優れた抗微生物活性も示した。低分子量キトサンの比率が高くなるとブレンド中での転相,相分離は顕著になるが,界面接着性は依然良好であった。一方,高分子量キトサンとのブレンドは,本成分が分散相中に存在する場合でも半透明であり,その相モルフォロジーは明らかに相分離したものであった。しかし,抗微生物作用は保持していた。いずれの場合でも,著者らの研究室における以前の研究結果と同様,プロトン化グルコサミン基(いわゆる活性種)がブレンドから放出されることと今回開発した物質の抗微生物作用との関連性が高い。本研究により,溶液から流延成形する前にポリマブレンドに酢酸を添加した場合には,水収着に誘発される放出機構によってEVOH共重合体に抗微生物作用を付与できることも判明した。総合的に言えば,低分子量キトサンを分散相として使用したEVOH共重合体とのキトサン系ブレンドは光学的性質,耐水性,防水性が良好であり,したがって優れた応用可能性を有するため,抗微生物性材料として最適の性能を示した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
高分子固体の構造と形態学  ,  多糖類 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る