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J-GLOBAL ID:201002274429342053   整理番号:10A1032411

イオン交換吸着剤への蛋白質の多点吸着の調節及びその巨大分子の精製に対する適用

Regulation of protein multipoint adsorption on ion-exchange adsorbent and its application to the purification of macromolecules
著者 (7件):
資料名:
巻: 74  号:ページ: 257-263  発行年: 2010年12月 
JST資料番号: W0282A  ISSN: 1046-5928  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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市販のイオン吸着剤を用いたイオン交換クロマトグラフィー(IEC)は蛋白質の精製に広範に用いられている技術である。イオン交換吸着剤への蛋白質の吸着は多くの場合多点吸着を伴う。多量体蛋白質あるいは「ソフト」蛋白質のIECにおいて,強力な多点結合が,さらなる脱離の困難さを,蛋白質構造の破壊や生物活性の喪失さえももたらすように思われる。本論文において,0.020~0.183mmol/mlの制御可能な配位子密度を持つDEAE Sepharose FFを合成し,次いで,DEAE Sepharose FFへのウシ血清アルブミン(BSA)の静的イオン交換吸着に及ぼす配位子密度の影響を,回分式吸着法により調べた。立体的質量作用(SMA)モデルを利用して,静的吸着挙動を分析した。その結果,SMAモデルパラメータ,平衡定数(Ka),結合部位の固有値(υ)及び立体因子(σ)が配位子密度と共に徐々に増加することを示した。このように,イオン交換吸着剤の配位子密度を調節することによりBSAの多点吸着を調節することが可能であった。さらに,種々の配位子密度を持つDEAE Sepharose FF吸着剤を用いて,B型肝炎表面抗原(HBsAg)のIECを実施した。そして,配位子密度を0.183から0.020mmol/mlに下げた時に,HBsAgの活性回収率は42%から67%に改善された。HBsAgの活性回収率,精製因子及び結合能を考慮すると,0.041mmol/mlの配位子密度のDEAE Sepharose FFが,HBsAgの精製にとって最も効率的であった。このような戦略は,巨大分子や多量体蛋白質の精製に対しても有利であるように思われる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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生物科学研究法一般  ,  蛋白質・ペプチド一般 

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