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J-GLOBAL ID:201002274539596778   整理番号:10A1529081

Medicago truncatulaのlss根粒過剰形成変異体はSUNN遺伝子の発現が減少している

The lss Supernodulation Mutant of Medicago truncatula Reduces Expression of the SUNN Gene
著者 (6件):
資料名:
巻: 154  号:ページ: 1390-1402  発行年: 2010年11月 
JST資料番号: C0606A  ISSN: 0032-0889  CODEN: PLPHA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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マメ科植物が適合する根粒菌と接触した際に形成する根粒の数は植物側により制御されている。本研究で,Medicago truncatulaにおいて,地上部によって制御される根粒の過剰形成や短根などの,sunn変異体と似た表現型を示すlike sunn supernodulator(lss)変異体を同定した。lss変異体は広範に根粒を形成し,硝酸塩やエチレンへの感受性が低下していたため,ヌル対立遺伝子を持つと考えられるsunn-4変異体に似ていた。lssの原因遺伝子座は連鎖群4のSUNN領域にマップされ,sunn変異体とlss変異体はそれぞれを相補しなかったが,lss変異体においてSUNN遺伝子のゲノム領域やその周辺領域15kbに変異は見られなかった。しかし,lss変異体においてはシュートにおけるSUNN遺伝子の発現が顕著に減少していた。lss変異をヘテロに持つ植物のcDNAを解析した結果,lssはSUNNの発現に対するシス作用性因子であり,可逆的なDNA再構成かエピジェネティックな変化が起こったことが示唆された。SUNNプロモーターを調べると,野生型植物とlss変異体どちらにも,予測転写開始点の近傍700bpの領域にシトシンのメチル化レベルが低い領域が存在したため,プロモーターの過剰メチル化がlss変異体におけるSUNN遺伝子の発現減少の原因ではないことが示された。以上の結果より,lss変異はSUNNの発現に影響を与える新奇な遺伝子座の変異か,SUNN遺伝子座における未同定のエピジェネティックな修飾であることが明らかになった。
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分類 (2件):
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植物生理学一般  ,  遺伝子発現 
タイトルに関連する用語 (4件):
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