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J-GLOBAL ID：201002274569108433   整理番号：10A0179107

DNAジップコードは古来の遺伝子核辺縁部標的化機構を調節する

DNA zip codes control an ancient mechanism for gene targeting to the nuclear periphery

著者 (8件)： AHMED Sara (Northwestern Univ., IL, USA) ,  BRICKNER Donna G. (Northwestern Univ., IL, USA) ,  LIGHT William H. (Northwestern Univ., IL, USA) ,  CAJIGAS Ivelisse (Northwestern Univ., IL, USA) ,  MCDONOUGH Michele (Northwestern Univ., IL, USA) ,  FROYSHTETER Alexander B. (Northwestern Univ., IL, USA) ,  VOLPE Tom (Northwestern Univ., IL, USA) ,  BRICKNER Jason H. (Northwestern Univ., IL, USA)
資料名： Nature Cell Biology  (Nature Cell Biology)
巻： 12  号： 2  ページ： 111-118  発行年： 2010年02月 
JST資料番号： W1369A  ISSN： 1465-7392  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 分裂酵母では転写活性化の後に多くの遺伝子が核辺縁部に補充されるが,その補充機構の詳細は不明である。今回,酵母のINO1遺伝子のプロモーターから,遺伝子の核辺縁部への移動を設定する2つの遺伝子補充配列(GRSIとGRSII)を同定した。これらのGRSはDNAジップコードとして機能し,核質部の核辺縁部への移動を設定した。核辺縁部への移動は核孔複合体(NPC)を必要とし,GRSにはNPCと物理的相互作用を行う能力があった。GRSI成分はNPCと相互作用する遺伝子プロモーターや蛋白質折畳みストレスによって誘導される遺伝子に豊富に存在した。INO1や他のGRS含有遺伝子の完全な転写活性はそのプロモーターの核辺縁部へのGRS仲介性移動を必要とした。また,GRSIは分裂酵母でDNAジップコードとして機能し,核辺縁部への移動の機構は約十億年以上も進化的に保存されているようである。

シソーラス用語： Schizosaccharomyces ,  *タンパク質複合体 ,  遺伝子 ,  レポーター遺伝子 ,  ヌクレオチド配列 ,  *転写【遺伝】 ,  mRNA ,  プロモーター領域
準シソーラス用語： GRSI ,  GRSII ,  INO1遺伝子 ,  URA3遺伝子 ,  *核孔複合体 ,  転写活性

分類 (2件)： 遺伝子発現  (EC02040Q) ,  生物学的機能  (EB03040U)

タイトルに関連する用語 (7件)： DNA ,  遺伝子 ,  核 ,  辺 ,  縁部 ,  標的化 ,  調節