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J-GLOBAL ID：201002274579673260   整理番号：10A0097826

耕作水田におけるカエル類の分布の特徴-青森県十和田市を事例として-

著者 (3件)： 渡辺一哉 (京大 東南アジア研) ,  嶋栄吉 (北里大 獣医) ,  堤聰
資料名： 自然環境復元研究  (Journal of Nature Restoration and Conservation)
巻： 4  ページ： 15-22  発行年： 2008年05月30日 
JST資料番号： L6155A  ISSN： 1347-5738  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 調査は,2005年5月30日より延40日間行い,97地区455筆で5種確認された。ニホンアマガエルが全ての地区で確認された。トノサマガエルは,調査地区の86%で確認され広く生息していた。シュレーゲルアオガエルは,68%の地区で確認された。また,ヤマアカガエル,ツチガエルの分布は,他の3種と異なり,限られた範囲での確認であり強い偏在性が認められた。ほ場整備経過年数とそれぞれの種の確認割合では,これまで報告されてきたような,年数が経過するほど種数や個体数が増加する傾向は見られなかった。圃場整備が進んだ平地の水田では,水田以外の生息環境との関係性が個体群維持のための重要な要素となることが考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： 水田 ,  *カエル ,  *生息分布 ,  生息場所 ,  生物多様性 ,  永年変化 ,  生息環境 ,  個体群 ,  ポピュレーションダイナミックス ,  青森県 ,  アマガエル科 ,  トノサマガエル ,  アカガエル科 ,  ヤマアカガエル ,  ツチガエル ,  Hyla arborea japonica
準シソーラス用語： 経年変化 ,  ニホンアマガエル

分類 (1件)： 個体群生態学  (EE03030S)

引用文献 (26件)：

• 青森県上北地方農林水産事務所農村計画課 (2003) 上北農業農村整備事業ほ場整備実績図
• 東 淳樹・武内和彦 (1999): 谷津環境におけるカエル類の個体数密度と環境要因の関係, ランドスケープ研究62(5), 573-576
• 江崎保男・田中哲夫編 (1999): 水辺環境の保全-生物群集の視点から, 朝倉書店, 53-66
• 藤崎浩幸・大森元希・藤井克己 (2003) 水田整備年代とカエルの生息状況, 農業土木学会大会講演要旨集, 870-871
• 長谷川雅美 (1997) 今日のカエル, 明日の人?, 海洋と生物113 (vol.19 no.6), 526-531

タイトルに関連する用語 (6件)： 耕作 ,  水田 ,  カエル ,  分布 ,  青森 ,  十和田