非生物性ストレス応答性NAC型転写因子OsNAC5は,コメにおいてストレス誘導性遺伝子およびストレス耐性を制御する

TAKASAKI Hironori; TAKASAKI Hironori; MARUYAMA Kyonoshin; KIDOKORO Satoshi; KIDOKORO Satoshi; ITO Yusuke; FUJITA Yasunari; SHINOZAKI Kazuo; YAMAGUCHI-SHINOZAKI Kazuko; YAMAGUCHI-SHINOZAKI Kazuko; NAKASHIMA Kazuo

文献

J-GLOBAL ID：201002274603835161 整理番号：10A0963313

非生物性ストレス応答性NAC型転写因子OsNAC5は,コメにおいてストレス誘導性遺伝子およびストレス耐性を制御する

The abiotic stress-responsive NAC-type transcription factor OsNAC5 regulates stress-inducible genes and stress tolerance in rice

出版者サイト複写サービスで全文入手 {{ this.onShowCLink("http://jdream3.com/copy/?sid=JGLOBAL&noSystem=1&documentNoArray=10A0963313&COPY=1") }}
高度な検索・分析はJDreamⅢで {{ this.onShowJLink("http://jdream3.com/lp/jglobal/index.html?docNo=10A0963313&from=J-GLOBAL&jstjournalNo=C0025C") }}

著者 (11件)： , , , , , , , , , ,
資料名：
巻： 284 号： 3 ページ： 173-183 発行年： 2010年09月
JST資料番号： C0025C ISSN： 1617-4615 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：ドイツ (DEU) 言語：英語 (EN)

コメの転写因子OsNAC5はストレス応答を制御する植物特異的NACファミリーのメンバーで,乾燥,寒冷,高塩分,アブシジン酸,メチルジャスモン等の非生物性ストレスはその発現を誘導する。またOsNAC5は転写アクチベータであり,核に局在する。OsNAC6過剰発現植物は生長が遅延するが,OsNAC5過剰発現では成長は対照と変わらず,高塩分濃度に対する耐性は改善された。またOsNAC5過剰発現植物では late embryogenesis abundant遺伝子OsLea3等の多くのストレス誘導性遺伝子がアップレギュレートされていた。OsNAC5とOsNAC6がOsLea3プロモータと結合することが示されており,またOsNAC5とOsNAC6がストレス誘導性遺伝子をアップレギュレートする転写アクチベータである。さらにOsNAC5過剰発現は成長を遅延しないことから,OsNAC5は成長に影響することなくコメのストレス耐性を改善する遺伝子として有望である。

, , , , , , , , , , , , , , , ,
, , , ,

植物生理学一般

, , , , , ,

前のページに戻る